GPA Bangkok ニュースレターVol.7 1999年4月15日発行 |
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青葉繁る五月。皆さん、ゴールデン・ウィークは如何されますか? 不景気だからカウチ・ポテト?テレビに休みはない、とお仕事?家族サービス?海外でバカンス? こちらでは昨12月から4月のタイ正月まで、ずっと休日が続いているような気がします(自分だけが休んでいるのかも知れませんが)。5月こそ働くぞ、と思っているのですが、タイでは5月1日からさっそく休日なので出鼻をくじかれます。5/1メーデー(祝日)、5/2日曜日、5/3メーデーの振替休日、5/4平日、5/5 国王の即位記念日(祝日)です。人間って我侭なものですね。忙しいときは休日が欲しいと愚痴をこぼすのですが。 とりあえずは、ニュースレターに力を注ぐことにしましょう。(M.K)
<味の素Road> タイの人に知っている日本語を聞くと必ず「アジノモト」が含まれます。現在、実際にマーケットに出回っているのは「味王」、「味精」などの韓国製のコピーが多いのですが、どれも「アジノモト」で通用します。味の素の成分はグルタミン酸ソーダで、かつおだしに含まれる“うまみ”です。こんぶだしに含まれるイノシン酸ソーダの“うまみ”とグルタミン酸ソーダの“うまみ”はアジア人が共通して「うまい」と感じる二大成分であるとモノの本には書かれています。タイ、ベトナム、カンボジアなどの魚醤(現地名は順にナンプラー、ニョックマム、プラホック)の成分も同じようです。欧米人はこの二つの“うまみ”に対しての味覚が薄いとも言われています。かくして北はシベリアから太平洋を南下してインドネシアに至るまで、海岸部、内陸部を含めて、どんな地方の食料品屋にいっても“アジノモト”は売られています。オリジンの日本では自然食品ブームで、化学工業製品である“味の素”の人気はすでに廃れていますが、周辺アジアではいまだに人気健在です。アジア人のいるところに“アジノモト”あり。 さて味の素がどのように広まっていったのか、それぞれの地域に特有のエピソードが残っているようです。タイの味の素ロードは、麻薬密輸ルートと密接な関係があります。 タイで密かに囁かれる裏話があります。 「味の素にはヘロインが含まれている。だから、美味しいし、病み付きになるし、中毒になる。」 味の素の拡販戦略のためにヘロインを混ぜるとは到底考えられないことですが、この噂話の根拠はどこからきたのでしょうか。味の素がタイに市場を開拓し始めたのは戦争中のことです。麻薬は日本帝国陸軍の謀略作戦上、重要な戦略物資でした。英国と中国の阿片戦争でわかるように、日本軍も同じように麻薬を利用しました。当時のヘロイン生産地は満州国や雲南周辺など多方面にわたっていますが、いろいろなルートでアジア各地に運ばれました。このルートは軍部の武器、弾薬、補給物資や商人が扱う日用雑貨、各地の農産物・鉱物などを運ぶためのものであります。当然、味の素もヘロインと同じルートを使って運ばれました。味の素とヘロインは、その色といい、形状といい、そっくりです。軍部としても表立ってヘロインを運んでいると言えませんので、味の素や漂白糖、塩、米粉、小麦粉を運んでいるとしていたようです。戦後、この方法がタイ北部国境に逃亡してきた中国国民党残党や麻薬王クンサーによって繰り返されました。荷姿は味の素だけど中身はヘロイン、あるいは10袋のうち1袋はヘロインというふうにして臨検の目を誤魔化しました。実際に味の素と麻薬が混ざり合うことも起きました。かくして味の素にヘロインが含まれている、という話が囁かれるようになったのです。 見てきたような嘘をつくな、とお叱りの言葉を頂戴しそうです。その通りです。でもゴールデン・トライアングル(ヘロインの生産地)と呼ばれるタイ、ラオス、ビルマ、中国国境近辺の山道を歩くと味の素の荷袋がやたらと目につく符牒に、つい“落合信彦”的気分になってしまうのであります。 <武器・麻薬Road> それにしてもタイには“落合信彦”的気分に浸れる情報が氾濫しています。武器・麻薬に関する話などは鳥肌が立つくらいに面白いものです。 タイの新聞を読んでいて、ときどき変に思うことがあります。たまにスクープとして大々的にトップを飾っていたニュースが、次の日に忽然と姿を消してしまうのです。全くのデマだったのか、圧力がかかって紙面から消えたのか、ハテナマーク(?)がともります。最近の?マークはこんなことです。 「タイ軍部がスリランカ反政府ゲリラ・タミールタイガーの武器供給に関与」 この記事は翌日にタイ軍部の否定コメントが出て、そのまま消え去りました。最初に記事を見たとき、なるほどこれは盲点だ、と思いました。アンダマン海、インド洋、そしてアラビア海と海洋ロードは幅広く繋がっています。マラッカ海峡、スエズ運河は関所ですから目立ったことはできませんが、両関所の間は自由航行が可能です(某テレビ局のスワンボートのように沿岸部は駄目ですが)。この海域は確かに何がおこなわれているか、確認のしようが無い。ビルマ沖合いにミャンマー軍事政権が中国に海軍基地を提供しているという未確認情報が流れつづけても、誰も確認できないでいる。イラク攻撃でアメリカ艦隊が湾岸に向かっても、この海域で情報がプッツリと途絶えてしまう。最初に上記の紙面を見たとき「タイ軍部がタミール・タイガーに武器供給していたとしても不思議ではない、重大な国際問題に発展するだろう」と漠然と感じました。しかし、このニュースは沙汰闇になってしまいました。武器、麻薬ロードに関する話は、こんな断片的な情報から想像をたくましくして“落合信彦”的気分に浸るのが楽しみです。 暇だからもうひとつ断片情報を書きます。タイ・ビルマ国境の反ミャンマー軍事政権・解放戦線を取材する機会が幾度かありました。いろんなグループに分かれていて、その生い立ちも規模もマチマチですから一概には言えませんが、彼らは武器弾薬の供給やそのための資金源をどのようにしているのだろう、と疑問に思ったことがあります。カンボジアのポルポト派には木材とルビー、中国やタイの支援があったのですが、ビルマの反政府グループはどうなのだろう。10年ほど前、私が某グループに出会ったとき彼らは中国人民解放軍の軍服をアレンジして着用していました。逆に武器はM−16などアメリカの武器を中心に使用していました。最近彼らに出会ったとき彼らは米軍の放出衣料を着用し、カラシニコフなどのロシア、中国系の武器を多く携行しています。このネジレ現象こそが、武器ロードの不可解さなのです。このグループに資金源を聞くと「支援者から」という言質しか取れませんでしたが、ミャンマー軍事政権や他の反政府グループは麻薬を資金源としている、という非難を轟々と聞かされました。いずれにしても武器、麻薬ロードに暗躍する有象無象の商人やいろんな国の意向を受けた謀略者たちが、そこに存在することには間違いないようです。 <難民Road> 俗に“難民”と一括りに呼ばれる人たちがいます。難民認定法なども国ごとに設けられています。しかし、その生い立ちにはさまざまな多様性があります。私はタイに逃げてきた“日本難民”であると自嘲気味に冗談を言うことがあります。もちろん、好き嫌いは別にして日本国と云ういつでも自由に戻れる場所があるのですから、“難民”ではありません。さて難民の話をすればタイに直接関係するだけでも、ベトナム、カンボジア、ラオス、ビルマ、など枚挙にいとまがありません。インドシナ情勢が安定してきた昨今、ベトナム、カンボジア、ラオス難民の帰還プログラムもほぼ終了しています。難民キャンプに収容されていて帰還プログラムに従って母国に帰った人たち、すでに外国籍を得て母国とその国の経済格差を利用してビジネスを軌道に乗せた人など、ケースByケースで悲喜交々の“難民ロード”があるようです。 ラオス難民でオーストラリア国籍を得たA君は、タイを拠点にしてラオスへの投資を企むビジネスマンたちのコンサルタントの仕事を始めました。ラオス国内に残っているたくさんの親戚や同級生などの人脈を使って、欧米・日本のビジネスマンの要求に対するアレンジを要領よくこなしています。外国のビジネスマンたちには見えない陰での努力もしているようです。プライベートで彼と一緒にビエンチャンに行ったときのことです。朝から夜遅くまで、まず一人でいることはありません。宿泊しているホテルには、入れ替わり立ち代わり知人が訪ねてきて、彼が食事や飲み物をごちそうします。訪問者が無いときは、自分から手土産持参で知人の家に世間話をしに行きます。彼と行動をともにした初日に私は延々と続く飲み食いで吐き気をもよおし、急性アルコール中毒、激性下痢状態になってしまったほどです。「ラオス人とこういう付き合い方ができなければビジネスが成功するわけがない。残念ながら、外国人にはそれができない。だから僕の存在価値がある」というのが彼の持論です。「自分は外国に居ることでラオスとの経済格差、情報格差を弄ぶことができる。それが強み。今後ラオスと外国との経済格差、教育格差をなくしていきたい。矛盾しているかなあ」という彼の当面の標的は、ラオス政府に接収されたルアンプラバンの実家を交渉して取り戻すことです。人脈作りの過剰飲食で体を壊さないように、そして実家を取り戻すためやビジネスのために政府高官に「ノーパン・しゃぶしゃぶ」的な接待をしないように祈っています。教育格差が無くなってくればラオスでも「ノーパン・しゃぶしゃぶ」は非難攻撃されるでしょう。 かつてカンボジア難民キャンプで取材したことのある人たちと偶然にカンボジアで再会することがあります。S君もそんな中の一人です。S君に難民キャンプで出会ったのは、国連の帰還プログラムに異議を唱え、最後まで帰国を拒否していたグループを取材したときでした。その時の彼らの主張は「カンボジアに戻っても安全の保障はない。われわれはベトナム人と抵抗してきたのだから、カンボジアに戻ればベトナム人に殺される。我々は、難民として第三国に市民権を得て居住する権利があるはずだ」というものでした。そのときキャンプ内での車両の使用は制限されていたため、案内役、三脚・機材運びとして現地採用したのがグループに属していたS君でした。以降、抵抗にもかかわらず彼らは国連によって強制帰還させられたのですが、ベトナム人に殺されることもなかったようです。S君とカンボジアで再会したのは、カンボジア国会前のデモを取材したときでした。彼はタイの新聞と契約するカメラマン通信員としてカンボジアでたくましく生きていました。彼は難民キャンプで私たちに出会ったことを良く覚えており、それが現在の職を選ぶきっかけにもなったといいます。S君との再会は、こちらも勇気づけられる喜びでした。 日本のテレビ局には数々の難民取材のテープが保存されているはずです。過去の記録に残る彼らとの再会ドキュメントなんてテレビでは受けないでしょうか? <出稼ぎRoad> 日本円が1ドル360円だった頃、北欧のレストランでの皿洗いの給料を円換算すると30万円にもなりました。日本では新卒の月給が3万円の時代です。海外に大志を抱く日本の若者は、シベリヤ鉄道に乗って北欧を目差しました。もちろん不法就労は覚悟の上です。 タイの人が日本や欧米に出稼ぎ先を見つけようと奔走するのもこうした経済格差の故です。ただし、日本の若者の海外雄志は自分を磨くためであり、本国からの送金を受けるケースはあっても本国へ送金したケースはほとんどないでしょう。タイの出稼ぎは家族への送金を第一目的にしています。チェンライの近くにジャパユキさん村と揶揄されるところがあります。日本からの送金で建てられた立派な家が建ち並んでいます。コンケーンのジャン村は俗称スイス村と呼ばれ、スイスに出稼ぎをした娘たちの送金で成り立っています。ドイツ村、アメリカ村、香港村、台湾村、があってもおかしくありません。出稼ぎで成功した人のツテで同じ村の出身者が同じ国に行くケースが多いのでこのような現象が起こります。 以前にドライバーをしていた知人が急に羽振り良くなったので近況を聞いてみると、ブルネイへの集団出稼ぎをまとめるブローカーをやり始めた、といいます。工事現場などへ集団で人夫を送り込むのですが、聞いてみるとかなりのピンハネ率です。問いただすとリスクの代償だと臆面もなく答えます。何でも前のグループは、飲酒の禁止されているモスリム国ブルネイなのに飯場で密造酒をつくっているのを見つかり、契約解除され、その穴埋めに多大な損害を被ったとか。そうしたリスクをカバーするのがブローカーなので高率のピンハネは当たり前である、ともっともらしく説明していました。出稼ぎブローカーに碌な奴はいないのが定石ですから、あまり信用していませんが。 さて逆にタイに出稼ぎにくる周辺国の人々も増えています。入国管理事務所の留置所に行けばビルマ人、ラオス人、カンボジア人などの不法就労逮捕者がところ狭しと拘留されている光景を見ることができます。“経済難民キャンプ”と形容したいくらいです。彼らはタイ人も敬遠する3K職場で働いています。女性の場合は売春やメイドなどで糧を得ます。最近は中国・雲南からの出稼ぎ娘が急増しています。タイ人よりも色の白い彼女たちはタイ男性に好まれているようです。いずれ雲南に“タイ村”ができるかも知れません。ルーマニアやロシアからの出稼ぎ娘もいます。そして高級クラブの生バンドはフィリピン人出稼ぎの十八番です。。 水は高いところから低いところに流れます。“出稼ぎロード”は低いところから高いところに流れます。ビルマ人やラオス人はタイへ、タイ人は日本や欧米へ、より高い収入を求めて移動します。経済の活況は流動的ですから、逆転する可能性もあります。香港には毎週日曜日になると数百人のフィリピン人が三々五々集まってくる波止場があるという話を聞きました。はるか故郷の海を見つめ、異郷の身をお互いに慰め、励ましあうことで、心の傷を癒すというのです。テレサテンが生きていたら“望郷波止場”という内容の歌を唄えばアジアで大ヒット間違いなしだと思います。ちなみに私は“望郷酒場”にたむろしています。 <Road考現学序説> Roadを往来するのは人とモノです。モノを中心にRoadを捉えると世界は網の目のように繋がってきます。日本の海岸に流れつくヤシの実をもとに柳田国男は“黒潮の道”を説きました。鶴見良行の“ナマコの眼”では、世界がナマコでひとつになりました。先日、バンコクの有名な歓楽街で「電波少年」のTシャツを見たとき、このTシャツはどのような経路でここに辿り着いたのか、ムクムクと好奇心が湧いてきました。タイの屋台に並ぶモザイクの無い日本のアダルト・ビデオ、漫画キャラクター商品、「友白髪」という日本ソーメンのブランド(日本人がそんなネーミングをするわけが無い)、屋台の傍で寝転ぶグレートハンター系野良犬、などなどタイの路上では好奇心を刺激させられることばかりです。いつか“ロード”を企画にして、テレビの“労働”をしたいものです。 <まとめ:アジア・ハイウェイ> 国境を越えてユーラシア大陸を東西南北に走るハイウェイ網を建設するという大プロジェクトがスタートしたのは随分前のことです。残念ながら未だに貫通していません。いろいろな地域紛争、民族紛争、宗教紛争などが障害になっているようです。このアジア・ハイウェイ・プロジェクトの青写真は、かつてのシルクロード隊商路を上書きしています。現代人がシルクロードの東の果ての日本にペルシャの楽器を発見して感動を覚えたように、未来の人々がアジア・ハイウェイの遺跡巡りをしたときに感動できる遺物を残していきたいと思っています。アジア・ハイウェイの遺跡からは戦争の残骸と数々の武器、コカコーラの空缶しか発掘されないようでは寂しすぎます。
ちょっと聞いた“ あぶない話 ”(tsuki file) ヤクザも顔負け◯◯警察 …(1) どこの国でも盗難や怪しい輩がいるのが空港。バンコクのドンムアン空港では、資格のないガイドが客引きをするのは禁じられています。アメイジング・タイランドの観光客優遇策を取る手前怪しい輩に目を光らせ警備は厳重に見えます。でもそんな怪しい輩からピンはねしてショバ代を稼いでいるのが◯◯警察。◯◯警察の話ではタイ人を含め約2〜30人の無資格ガイドがリストアップされ毎月定額の空港利用料を払っています。無資格ガイドはホテルや予定を決めずにくる旅行者に狙いを絞り、法外な値段で宿の斡旋やツアーを紹介しマージンを取る。もっとも危険なのは薬物や女、イカサマ博打に誘い弱味につけこみお金を巻き上げるそんな被害もときおりニュースに流れます。◯◯警察に一度摘発されると利用料の交渉があり商談が成立すると以後登録者となり毎月徴収されます。空港内で客を物色するのはOK、声をかけるのは建物をでた所でなら逮捕しないとの約束が成立しています。◯◯警察は常連さんの無資格ガイドの犯罪ではなく、新たにリストアップするガイドを見つけるために目を光らせているのです。 ヤクザも顔負け◯◯警察 …(2) タイ国内で犯罪を犯し逮捕された者、職務質問で不審な者はとりあえず所轄の警察に留置、拘留されます。(拘留期間2日)外国人の場合拘留期間後、裁判で刑が確定するまで軽犯罪者(不法滞在など)はイミグレーションポリスで留置され、重犯罪者(殺人・麻薬)は◯×刑務所に仮留置されます。軽犯罪者は不法滞在等、法律の定めにしたがい裁判の必要がないものは、不法滞在期間1日×200バーツの罰金+帰国費用(航空券)があれば国外退去処分で終了します。しかし、長期に不法滞在している者は、ビザ取得費用がなく滞在しているケースがほとんどで逮捕されても所持金がありません。そこで活躍するのが保釈屋と呼ばれる人間。この保釈屋は留置場へ出向き母国の両親、家族、友人を聞き出し、連絡を取る委任状にサインさせます。罰金額の数倍の手数料を取って保釈の請負をしています。保釈金を支払えず拘置されつづけている日本人若者が増えているとも聞きます。 また重犯罪者の場合も刑が確定するまで、保釈、もみ消しが可能です。留置のために運ばれてきた時点で、保釈屋は警察幹部と協議し保釈料、もみ消し料を決めます。これも母国と連絡を取るか、タイ国内で資金調達(不動産担保で貸し付け等)を行います。もみ消し料は、今回の犯罪が全く無かったことにするための金で通常保釈金の2倍を要求されます。保釈金も同時に払う必要がありますが、この保釈金は後日返還され、裁判、前科も無く即事に釈放されます。ルールは無いようでしっかりあるようです。 ヤクザも顔負け◯◯警察 …(3) パッポン,等の歓楽街ではタイの法律に違反したサービスを行なう店や路上を不法占拠した屋台が並んでいますが、彼等は様々なミカジメ料を取られています。バイクに乗った警官が屋台や路上のタバコ売りから小銭を巻き上げるのは日常よく見る風景で、歓楽街のバーでは毎月2のつく2日、12日、22日は警官がただ酒を飲める日など決まっています。4月はタイでも学校の新年度が始まります。警官も人の親、毎年この時期になると進学時にかかる費用ねん出のため交通違反や微罪で逮捕をして袖の下を稼ぐ輩が急増するとか、ホントヤクザの風上にもおけないと怒るのは筋違いなのでしょうか? それとも悪徳目明しがまだいると思えばいいのかなぁ… 以上、ちょっと聞いたうわさ話です。本当なら大岡越前や平治親分の登場が待たれます。 (tsuki)
[タイの大岡越前よりTSUKIさんへ] Tsukiさん、さすが東京からバンコクに通うだけあって、タイの恥部をよくご存知ですね。タイでもこのままではいけない、と警察官浄化運動が盛り上がっています。一番ネックになっているのは、警察官の報奨金制度です。タイの法律では、罰金と徴収金はその地域管轄の警察署の裁量に任されているのです。集めたお金を何に使ってもいいのです。福利厚生費(飲み食いのお金)に当てても構わないのです。だから警察署長が肯けば、下っ端の警官が袖の下を取ろうが、ミカジメ料を徴収しようが、法的には問題が無いのです。警察署によっては幹部が下っ端警官に徴収金のノルマを与え、私腹を肥やしているケースもあります。これは警官個々の倫理の問題です。昨年、住民の投書で告発された悪徳警官グループが「私たちは上司の命令でやっただけ」と証言して、国会論議に発展する事件がありました。IBC(タイのケーブルTV)が、警官が切符を切らずに交通違反の罰金を徴収する映像を隠しどりして話題にもなりました。徐々にではありますが、タイの警察官も変わらざるを得ない時期にきているようです。ここであえて日本の方に苦言を呈するのですが、お金を払えばタイの警官はどちらにも転ぶ、という処し方はこれからは通じないということです。いままでは民間人であれ交通渋滞の中をパトカー先導でスイスイと進むことが、数千バーツのアルバイト代を警官に払えば可能でした。個人的にトラブルがあってガードマンを付けたいときに、警官にお金を渡して私設ガードマンにすることも可能でした。金満日本人たちはこの手を使って得意にしてきたことはありませんか?確かに今でも可能ですが、こうしたことが悪徳警官をのさばらせる要因の一つになっているのです。必要最小限(公用、緊急時)に止めておいて欲しいものです。
最近のタイ新聞・週刊誌の話題 タイ航空墜落事故の原因は携帯電話? 昨年末、タイ南部のスラタニ空港で着陸に失敗し乗客乗員合わせて100人以上の死者がでたのはご記憶に残っていると思いますが、事故原因は当初暴風雨の中操縦ミスで墜落かと言われていました。しかし、このところタイ国内ではもっぱら、3回目の着陸に挑戦中、この回でダメならバンコクに戻ると機長が機内で乗客に放送したとたん、乗客の多くが出迎えの家族等に持っている携帯で電話をかけた。この時の電磁波が航空計器を狂わせ、あやまって墜落してしまったと噂されています。この事故以来タイ航空では、離陸着陸時の機内放送で以前にまして厳しく何度も注意を呼び掛けているのは事実ですが真実は? 豊胸薬「ガゥーオクルア」輸出禁止へ 日本の週刊誌などでも紹介されタイ人ばかりでなく在タイ日本人の中でも話題が沸騰している、魔法の薬草ガゥーオクルアがこのほど輸出禁止となった。この薬草の成分を抽出し、女性の胸に塗ると一週間で約2.5センチオッパイが大きくなるとチュラロンコーン大学の先生が発表後一躍脚光を浴び大手中小を合せ10社以上が製造に乗出している。塗り薬と飲むクスリを合せて使うともっと効果があるとか。目敏い日本の貿易マンが目をつけ原料の買い占めに走った。この第2のバイアグラとも言われる利 益を外国企業にさらわれては大変とタイ厚生省では急きょ原料芋の輸出禁止を決めた。製品は輸出することはできるために、日本向けにこの薬を製造・輸出しはじめた日系業者もいます。さて、第2のバイアグラとなりますかどうか?
{タイのイベント:4月15日〜5月15日} 4月13〜15日:タイ正月・水かけ祭り(タイ全国)→防水カメラの用意を! 4月17〜19日:パタヤ・フェスティバル(パタヤ)→美人コンテスト、花火大会 4月17〜18日:モン正月(サムットプラカーン)→タイ正月に遅れた人はどうぞ 5月: ドリアン祭り(チャンタブリ)→フルーツ品評会、名犬コンテスト 5月: フルーツ祭り(トラート)→雨季のはじまりはフルーツの季節です 5月8〜9日: ロケット祭り(ヤソトーン)→秩父のロケットとルーツは同じ 5月14日: 春耕祭(バンコク王宮)→その年の収穫を占うバラモン儀式 5月14〜16日:リンチー祭り(チェンライ)→てんこ盛りフルーツとミスコンテスト 5月15〜16日:トライアスロン大会(ナコンラチャシマ)→暑いのにご苦労さん!
近隣国情報 カンボジア ポルポト派の拠点・パイリンが娯楽センターに変わりつつあります。カジノ、ディスコ、売春宿など、かつて原始共産制を標榜してきたポト派の様変わりには驚くべきものがあります。 インドネシア スハルト退陣後初の総選挙スケジュールが迫ってきました。世界のジャーナリストが注目するこの選挙の前哨戦で早くも流血騒動が起きています。日本のニュース・メディアも、これからインドネシアに集中するでしょう。 ビルマ(ミャンマー) スーチーさんの夫マイケル・アリス氏の死去で、スーチーさんの動向が注目されています。以前から建国の父アウンサン将軍の娘として「私を捨てて民主主義のために尽くす」ことを公言しているスーチーさんですが、より強い意志で現政権と対峙して行くかもしれません。
オーストラリア情報 今年のオーストラリアの夏は普通はめったに雨が降らないような所で大雨が降って洪水になったりなど、もはや世界的規模と言える異常気象の影響をうけ、あまり夏らしい夏ではなかったような感じでした。ゴールドコーストはまだ暑いですが、シドニーのゲイとレズビアンのお祭りマーディグラとメルボルンのF1グランプリが終わり、オーストラリアはこれから徐々に芸術・スポーツの秋に向かい、撮影には最高の季節となります。 1. ???不思議な木のおもちゃ・ケルト ケルトという不思議な木のおもちゃを皆さんはご存知だろうか?それはきこりとか木工職人とかが子供達に作ってやるようなものでかなり古くから伝わるものらしい。一見、何の変哲もない木で両端を丸く削り落としてある紡錘型の棒。これをテーブルの上に寝かしてプロペラのように回すと左右対称の形だから当然良く回る。ところが逆向きに回そうとすると、あら不思議、ガタガタと揺れるだけで全然回らない。一方向にはよく回るのに反対方向はいくらやっても回らない。1本の木から削りだしたもので削りだす部分に秘密がああり年輪の方向が関係しているらしいのだが…。単純なだけによけい不思議なケルト。 2. オーストラリアはロデオが熱い! オーストラリアではロデオは非常に人気がある競技だ。オーストラリア全土で10近くのロデオを主催する団体があり、これらの団体によって何と年間に数百回のロデオ大会が開催されている。つまり毎日ひとつ以上のロデオ大会がオーストラリアのどこかで開催されているわけだ。大きい大会になると5000人以上の見物人があり300人近い競技者が出場する。競技は年間トーナメントになっており、そのチャンピオンに輝くことはものすごい名誉となる。競技にはお馴染みの荒馬乗りから雄牛に乗るブルライド、雄牛を手で素手で押さえ込む競技、馬で牛を追い込むキャンプドラフトなどがある。まさにカウボーイ! 3. 南の島にナマハゲが?? アイランダーと呼ばれる原住民が住んでいる島のひとつにワンガイと呼ばれる変わったお祭りがある。アイランダーはほんの一世紀前までは首狩り族で鳥の羽根や真珠貝などで飾り付けたマスクをかぶっていたのだが、ワンガイの祭りでは特におそろしい面をつけた戦士たちが、村人の家々を訪問して子供達を恐がらせる。つまり日本のナマハゲにそっくり。このお祭りはその島に住む部族によって代々行われていたのだが、いつの間にか行われなくなって久しい。人を集めてマスクや民族衣装を揃えたり宴会の食事を調達するだけのお金が集まればいつでも、復活させるそうだが…。 4. 伝説の鳥・ゴクラクチョウ 鮮やかな原色が美しいゴクラクチョウは16世紀初めスペイン国王に献上され、その羽根は身につけていると戦でも死なず、黄金よりも貴重なものとされた。送られたゴクラクチョウに羽根と足がついていなかったことから、頭と胴体しかなく、太陽の中に向かって飛び、絶えず空中にとどまっているため決して生きて地上で発見されることはないという伝説まで生まれた。さらにパラダイスから来た鳥として紹介されたため時のローマにおいてキリストを冒涜するものという騒ぎまで起こした。初めての発見者はその美しく長い尾が夜空に尾をひく彗星のように光輝いていたと、その感動を古い記録に書き記している。 5. コンピュータ2000年問題 オーストラリアはコンピュータ西暦2000年問題にいち早く政府が音頭をとって対応してきた世界でも最も対策が進んだ国のひとつ。まず政府内にY2Kプロジェクトが発足し、民間に範を示すべく真っ先に2000年対応が進められた。そして民間企業に対しては2000年問題に対処するための支出は全て上限無しで税控除の対象とするという思い切った優遇税制を施行。これは日本にとっては朗報。なぜならば日本は穀物などの食糧をはじめ、天然ガスなのどのエネルギー資源のほとんどをオーストラリアからの輸出に頼っており、これらの供給が止まることは日本の死活問題となるからだ。 6. 魔女の宅急便のモデルになったパン屋 オーストラリアのとある片田舎に日本の有名アニメ「魔女の宅急便」のモデルになったパン屋がある。昔ながらのレンガのパン焼き窯を使い朝の4時から木の薪を使って窯を暖め、パン粉をこね、長い木の柄がついたしゃもじのようなものにのせ窯に並べていく。そしてこのパン屋の名物は何と言っても女主人のおばさん。タータンチェックの帽子にエプロンというとてもかわいらしい出で立ちでお客を迎えている。このベーカリーは小さな宿屋にもなっているので、最近は口コミで伝え聞いた日本人がやってくるそうだが、当のご本人達は初めの内は何故急に日本人が増えたのかわけがわからなかったそうだ。 7. 抱腹絶倒!ゴミ箱レース オーストラリアの家庭ゴミ収集用のゴミ箱は全国どこへ行っても緑色のプラスチック製で底に2つの車輪がついており、フタの所に取っ手が着いていて楽々動かせるようになっている。1m強の高さがあってちょうど人一人がすっぽり入れる位の大きさで一人がその中に入りもう一人がそれを引っ張って走るという実に他愛のないレースが各地で行われている。その総本山とも言えるのが毎年3月に開催されるウイーリー(ゴミバケツ)・グランプリ。600mの道をダッシュする。今年で5回目を数えるこの大会にはヨーロッパや米国からの参加者もあり、集まった資金はボランティア消防・救急活動に寄付される。
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