GPA News Letter Vol.50

『入り口に人いっぱいのゴーゴーバー !』
             
by michi

 

 先月末、久しぶりで、繁華街ソイ・カウボーイに出かけてみた。いつもより人がたくさんいる。店前にあるテーブルには、白人オジさんたちが陣取ってビールを飲んでいる。『急に賑わうのは新しいダンサーたちが大量入店か?』それとも、『再開発計画でゴーゴーバー立ち退きの話が本決まりで店じまいイベントか?』 などという話がホントならバンコク在住の知り合いから情報が流れてくるだろう。いつもの店へダンサーに押し込まれるように入ると、舞台の上にはまばらな昔から知り合いのダンサー。客席には数人の白人オジさんがヒマを持て余しているウエイトレスに囲まれていた。


 
   


 話を聞いてみると、2月11日からタイの法律が変わり『ゴーゴーバーも全て禁煙になった』と。以前からタバコに関する法律で、『エアコンの付いている公共の場所は禁煙』だったけれど、バーはエアコンが付いていても許可を取ってあれば店内でタバコが吸えた。今度はそれがゴーゴーバーも例外なく『店内全面禁煙』。白人のオジさんたちが仕方なく入り口まで出てきてタバコを吸っていたのだった。今までは、“コーラをおごって!”と言えば、白人オジさんたちはダンサーたちにコーラをおごってしばらく居た。今では、店をちょっと見回して入り口でビールを飲んで、タバコを1、2本吸ったら帰ってしまう…と。この法律でゴーゴーバーの客がさらに減ったらしい。

 店の前テーブルだけがにぎわうのは、ゴーゴーバーがタイムサービスでビール代を値下げした店があって、“時間によってはビヤガーデンで飲むより安い”という理由で白人のオジさんがよく来ているという話も聞く。ソイ・カウボーイも、この雰囲気では”ほぼ全部負け店“かもしれない。バンコクの繁華街、ナナやパッポンも同じような状態だ。『選挙前日、当日は酒類販売禁止』という法律もあるから、選挙前日のバーは、『全面禁煙で飲み物はソフトドリンクのみ』という、これで“どう楽しめばいいのか…”。この法律は今でもなじめない。

 タイは国政選挙が一段落して、クーデターの影響は消えつつある。タークシン元首相がタイに戻り、先行きが見えない所もある。日系居酒屋もめっきり減った。ゴーゴーダンサーが舞台に乗り切れないほどたくさん居たあの頃が懐かしい。    
 またそんな時代になって欲しいと心から思う。それが“素顔のタイ”と思うから

         


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