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1、フグにご注意

中国産の食品に含まれている毒物が世界を震撼させています。米国ではチャイナフリー(中国製品は使われておりません)なる謳い文句まで現れました。中国はタイにとって食品輸出のライバル国ですから、オーダーの一部がタイに流れてくるのではないかと期待する向きもありますが、実はタイ国内でも様々な食品禍が報告されています。

 バンコク近郊サムットソンクラーム市内で7月17日、販売が禁止されているフグを取り扱っていた業者が摘発され、1200キロのフグ肉が押収されました。韓泰折衷の食べ放題焼き肉店「ムーガタ」や東北式鍋料理チュムチムを出すレトランに出荷されていたようです。フグが食べ放題なんて最高じゃないかと言っている場合ではありません。タイでは数年前にプラー・ヌアガイ(鶏魚)という名でフグ肉が出回ったことがありましたが、中毒死した人が相次いだためすぐに販売禁止となりました。今回押収されたフグ肉も日本で食されるものとは違い、タイでは鶏肉より安い値段で手に入る代物です。ムーガタ店で鶏だか魚だかわからないあやしい肉は避けた方がいいでしょう。また、6月23日には東部チョンブリ県で、代表的な東北料理であるソムタム(青パパイヤのサラダ)を食べたスウェーデン人男性が激しい下痢に見舞われて死亡。7月13日には中部アユタヤ県で、タイスキを食べた23歳の女性が突然死する事件がありました。この女性はダイエット薬を常用しており、これが原因ではないかとも推測されています。いずれにしろ、タイでもあやしい食品や薬には手を出さない方がよさそうです。

 タイランドフリーなる言葉が出てこないよう祈りたいものです。

2、イン&アウト

6月13日、チャンピオンベルトを肩にかついだジャージ姿の女性が、パトゥムタニ県の女性刑務所から外に出てきました。シリポン・タウィースックさん、24歳。サムソン・ソー・シリポンのリングネームを持つ世界ボクシング評議会(WBC)の女子ライトフライ級チャンピオンです。シリポンさんは麻薬密売の罪で実刑判決を受けた16歳の時からずっと服役生活を続けてきましたが、更正のために獄中で覚えたボクシングでその才能を開花させ、今年4月、日本の宮尾綾香選手との間で行われたWBCのタイトルマッチで判定勝ちを収めました。本来ならその後約1年半の刑務所暮らしが残っていたのですが、タイ人女性初の女性チャンピオンになった功績が認められて大幅に刑期が短縮されたわけです。

さて、シリポン選手が刑務所から出てきたその翌朝、あるボクサーが入れ違いで刑務所へ入るハメになってしまいました。サマート・パヤックアルン。WBCスーパーバンタム級元世界王者。カオサイ・ギャラクシー、ソムラック・カムシンと並び、歌って踊れるタイ三大世界チャンプの一人です。6月14日未明、サムットプラカン県のホテルの一室で友人と開いていた麻薬パーティーの現場を警官に踏み込まれ、麻薬所持の現行犯で逮捕されてしまったものです。

そのタイミングの悪さというかよさというか、とにかく新聞各社は大喜び。翌日の紙面に、はれやかな顔で出所してきたシリポン選手と刑務所でへこむサマート選手の写真が並べて掲載されたことは言うまでもありません。

 

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 3、殺したゾウと殺されたゾウ

 ゾウと人間が仲良く暮らす光景はタイの風物詩のひとつ。しかし、その大きな巨体は人間にとって危険な凶器となり、一方で、人間社会はゾウにとって危険極まりない世界です。ちょっとしたはずみで両者の間に悲しい事故が起こることもあります。

 東部ラヨン県で7月20日、草むらにつながれいてた曲芸団のゾウが暴れ出し、停めてあった車を破壊した上、男性一人を踏み殺す騒ぎがありました。踏み殺されたのはエアコン修理業のスラットさん(30)。暴れたゾウは6歳の雌ゾウ、ポンペット。酒に酔ったスラットさんがポンペットにちょっかいを出したところ突然スラットさんに襲いかかり、失神したスラットさんを足で踏みつけ始めました。駆けつけたレスキュー隊がゾウをなだめすかしてスラットさんを救出したのは事故発生から30分後。病院に搬送されたときは既に虫の息でした。

 一方、西部カンチャナブリ県では7月14日、電線に引っかかった野生ゾウが感電死しているのが見つかりました。推定年齢35〜40歳の雄ゾウで体高は約4メートル。歩いている際にキバに電線が絡まり、感電したとみられています。

 

 

 

4、仏教団体、女性用下着に抗議

一部の僧が仏教の国教化を求めてデモを行うなど、タイでも宗教論争が過熱しています。そんな中、米国のネット通販業者「カフェプレス」が仏像の写真をプリントしたグッズを売っているのをタイの仏教団体がみつけてかみつきました。問題になったのは女性用のパンティーと犬用のシャツ。Tシャツや帽子はともかく、この二点は許し難いとタイ政府を通じて抗議し、カフェプレスは商品リストからの削除に応じたもようです。レーガン大統領のパンティーやダーウィンの犬用シャツはまだ商品リストに残っています。         

<http://www.cafepress.com/philosophy_shop/887007>

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5、ドクチョウの恐怖

南部ナコンシータマラート県の山間部で一匹の珍しい蝶が見つかりました。全長8?9センチメートルのかなり大きな蝶で赤茶色の美しい羽を持っています。すわ新種発見かと一部の人は浮き足だったようですが、この蝶は研究家たちを凍りつかせることになりました。その名はチャイロドクチョウ(Dryas Julia)。中南米を中心に生息し、本来アジアには棲息しないはずの蝶だったのです。プーケットの蝶園から逃げ出して来た可能性が指摘されています。チャイロドクチョウはその名の通り体内に毒を持ち、鳥など天敵の補食から逃れると言われています。捕獲された地域にはチャイロドクチョウの幼虫が好む植物が自生しており、繁殖して周囲の生態系に影響をおよぼすのではないかと懸念されています。

 一方、こちらは間違いなく新種発見の朗報。6月末に都内の百貨店で開かれた漁業展示会で、タイの学者がミャンマー国境の河で発見したコリドラスの新種が公開されました。黒と黄のツートンカラーで、その美しい黄色が昔の皇衣を思わせることからプラー・ムー・ホンテー(皇帝豚魚)と名付けられました。観賞用に繁殖させる計画が持ち上がっています。

6、ニューハーフ圧勝

タイはニューハーフ先進国。世界各地で開かれるニューハーフの美人コンテストではタイ人が上位を席捲し、一般社会への進出も非常に進んでいます。男性なみの押しの強さと女性なみの細やかさを併せ持つ彼女(彼)らは、仕事で高い能力を発揮することも多いのです。さて、そんなタイでニューハーフを怒らせるとどうなるか。7月5日、サイアム地区の高級ホテル、ノボテル・サイアムが記者会見を開き、ニューハーフのスティラットさんに謝罪しました。

さる6月22日、スティラットさんがホテルの地下にあるディスコに入ろうとした際、「オカマは入れない」との理由で入店を拒否されました。激怒したスティラットさんは同性愛者団体をバックにノボテルのボイコット運動を開始、ホテル側は最初、身分証明書と本人の写真が違っていたなどと弁解していましたが、騒ぎが大きくなったため全面的に謝罪することになりました。ちなみにスティラットさんは某化粧品メーカーのブランドマネジャー、ばりばりのキャリアウーマン(?)だったそうです。

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7、争い事はスポーツで解決

6月28日、北部ピチット県バーンムンナーク郡で一風変わった水泳大会が開かれました。泳者は二組四人の警官たち。第一組はピチャイ上級警察曹長(52)対ブンクート上級警察曹長(55)。二人はにらみ合いの後でプールに入って競泳を開始、ピチャイ上級曹長が75メートル地点でリタイアしたためブンクート上級曹長が不戦勝を収め、賞品の炊飯器が贈られました。第二組はブンスー上級警察曹長対タナユット警察曹長。ブンスー上級曹長はかつて地雷処理中に片足を吹き飛ばされ、タナユット曹長はバイクパトロール中に転倒事故を起こして体の一部に麻痺を抱えています。障害警官同士のこの試合では片足のブンスー上級曹長が勝利を収め、二人に炊飯器が贈られました。実はこの二組、それぞれに相性が悪く、署内で顔を合わせると必ず「どちらかデキる警官か」というくだらない話で口げんかを始めます。見かねた署長が「どちらが一枚上手なのか男らしく水泳で勝負し、その後はきっぱりと争いをやめるように」と指示を出し、実際に水泳大会が開かれたというわけです。そういえばつい最近ラヨン県で、一人の未亡人を奪い合う二人の助役がボクシングでケリを着けて話題になりました。争い事をスポーツで解決するのが流行っているようです。

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Vol.48の内容  

ゴラゴットのASIA News  タイ現地新聞より

ASIA の街角から 上流家庭VS一般庶民

匠武士のタイで想う日々 「AFCアジアカップ2007」

「お守り人気爆発中!by Michi

『タイの自然』 by Teru

 

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