タイで想う日々!

                      by 匠武士

 

 

 

 

 

 

 

 

47 TOPへ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

47 TOPへ


 

<1時間で行くチェンマイの自然>

1月末日、前回のニュースレターでご案内したチェンマイ花博が大盛況に終わったかと思えば、3月には異例の煙害がタイ北部を襲い、チェンマイは町じゅう白いもやで覆われ、観光客の足が途絶えてしまいました。その結果、かきいれ時であるはずのタイ正月、水掛け祭りも例年よりも盛り上がりに欠けるものに。チェンマイの水掛けの盛大さはタイ屈指と言われていたのですが……。

そんな天国と地獄を味わったチェンマイですが、筆者が住んでしみじみ想うのは、ごくごく身近に、気軽にその自然に触れられる良さ。これはとても嬉しいことです。広大な平野のバンコクだと車で一時間走らせても、その景色は殆ど変わりませんが、その点、チェンマイは数10分走るだけで、気分の休まる風景に出会えます。国際観光都市と田舎がすぐ隣り合わせ、それがチェンマイの妙味と言えるでしょうか。そんな訳で今回は筆者推薦の「わずか1時間で行くチェンマイの自然」をご紹介します。

一番の近場なら市内の北西、700年記念競技場の2キロほど先に広がるフアイ・トゥン・タオ貯水池でしょう(写真1)。王室のプロジェクトとして整備が進み、入場料20バーツ(80円)をとることで、しっかりと管理・運営されています。池を周遊する舗装道も完成し、敷地内には宿泊施設、ATV(四輪バギー)などアトラクションもあります。自転車やオフロードのバイクも楽しめ、タイ人ばかりでなくチェンマイ在住の外国人、家族連れに人気があるスポットです。

    

            写真1 フアイ・トゥン・タオ貯水池       写真2 眼下にモン族の村、ドイ・プイ・モン・ビレッジが見える

ここに行かなければチェンマイに来たことにはならない、とさえ言われるドイステープ。大抵の観光客はお寺への参拝と市内の眺望で帰ってしまいます。実は、この先にもまだ道は続いていて、ほんの3キロほどでドイ・プイ・モン・ビレッジへとたどり着きます。チェンマイから最も近い山岳民族(モン族)の村。ここは観光化が進んでしまっていますが、ドイ・プイからの眺めは奥深いチェンマイの山並みを堪能できますし(写真2)、横道に入ってみれば、まだまだ手付かずの自然に巡り会えます。こういう「探検」には小回りの効くバイクが一番。オフロードの心得が少しでもあれば、その先の美味しい地場コーヒーが飲める店にも行くこともできます。これは穴場中の穴場で、チェンマイ市内が眼と鼻の先に在りながら、隔絶されている場所です。

「バイクではちょっと」と言う方なら、車で気軽に周る絶好のコースがあります。市内北の町メーリムから西に入り、有名なフォーシーズンズ・リゾートを抜け、メーサー・エレファントキャンプへ行く道。このメーサー・キャンプはチェンマイから最も近い象乗りの場所なので、非常に有名ですが、ここもドイステープ同様、皆、「象乗り」を終えたら、そのまま市内へ逆戻りというパターンが殆んどでしょう。この道の先こそ面白く、変化に富む風景に出会える場所なのです。このメーサーキャンプの国道1096号から1269号に抜けていくと、丁度ドイステープの裏側をぐるりと反時計回りに周遊し、チェンマイ市内の南に戻るというコースになります(全長70キロ)。アップ・アンド・ダウンがあり、カーブも多い道ですが、整備はとても行き届いており、小高い丘の上から奥深く連なるタイ北部の山並みを眺めたとおもえば、いつの間にかふもとの集落を走り抜けていたり……。途中サムーンという小さな町に立ち寄ると東南アジアと日本が同居したような、懐かしいんだけど、やっぱりアジア的な、不思議な風景に出会えます。(写真3、4)。このルートは見所も多いので、時間があればぜひ時計回りにも周ってみて欲しいです。一度見ただけでは発見できなかった場所に出会えるハズです。実はこのルートには先日とある撮影でリサーチし、日本の撮影隊にも絶賛いただいた場所も入っています。その場所は……GPAバンコクさんまでお問い合わせください。素朴だけど、沁みてくるアジアな風景に出会えること請け合いです。

   

          写真3 サムーンにある素朴なガソリンスタンド        写真4 山へ続くサムーンの道

想うにチェンマイが日本人にとって心地よいのは、日本人の原風景である空と山と水、そんな取り合わせがごくごく身近に在ることが、その理由だと思います。心を癒してくれる、チェンマイの身近な自然……お濠とお寺だけでは無いチェンマイの別の顔です。(写真5)

写真5 市内東・サンカンペン方面からドイステープを望む夕焼け

 

  匠武士 タイ愛好家 HP「タイで想う日々」

 


47 TOPへ

Vol.47の内容  

ゴラゴットのASIA News  タイ現地新聞より

スパイシータイランド  「誤解、曲解、ああ勘違い」  by MK

匠武士のタイで想う日々 「チェンマイの自然」

改定!「バンコク空港事情」by Michi

ラオス世界遺産の町『ルアンパバーン』 Teru

 

BKKTopへ