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動物&サイエンス編

1、幻の鳥

3月6日、139年前にインド北部で確認されたのを最後に、その後絶滅したとみられていた幻の鳥「オオハシヨシキリ(Large-billed Reed Warbler)」が中部ペッブリ県の湿地でみつかっていたことが明らかにされ、世界の鳥類学者を驚かせた。昨年3月にマヒドン大学の研究者であるフィリップ・ラウンド氏が捕獲、記録を取って放したが、その後採取した羽のDNA鑑定を行ったところ、オオハシヨシキリであることが確認された。

 

2、人工授精でゾウの赤ちゃん誕生

北部ラムパン県のゾウ保護センターで3月7日、アジアで初めて人工授精によるゾウの赤ちゃんが誕生した。生まれたのは体高90センチ・体重100キロのアジアゾウのオス。2005年6月、25歳の母ゾウに大型チューブを使った人工授精が行われていた。この母ゾウは過去に生まれたばかりの子ゾウを死なせたことがあるため、今後は10人の獣医が24時間体制で監視を続けていく。

 

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3、コアラの赤ちゃん誕生、パンダは不調

4月17日、チェンマイ動物園で飼育されているメスのコアラ「ココ」に早くも赤ちゃんが生まれたことが明らかになった。今はまだ袋の中に子供がいることが確認できるだけで、オスかメスかは不明。数カ月後に袋の外に顔を出すという。「ココ」は昨年11月、他のオス2匹、メス1匹とともにオーストラリアのタロンガ動物園からゾウとの交換でチェンマイに移住してきた。タイについて間もなく妊娠していたことになる。
チェンマイ動物園では4年前に中国からやってきたパンダのカップル、シュアンシュアンとリンフイのベビー誕生にも期待がかかっているが、こちらは交尾ビデオを見せるなど職員の懸命な努力にもかかわらず妊娠の兆候はなし。4月2日、薬で眠らせたリンフイにシュアンシュアンの精子を注入するという人工授精が行われている。

 

 

 

4、高級ジャスミン米の二期作に成功

4月10日、北部チェンマイ県に住む農家、サマーンさんが、ジャスミン米の最高級品種「105」の二期作に成功したことが明らかになった。「105」はジャスミン米の中でもっとも香りが強く、世界各国に輸出されているが、乾燥地での栽培が向いているという特性のため二期作は不可能とされていた。ジャスミン米には、パトゥムタニ1など「105」に比べると香りは劣るが収量の多い(二期作の可能な)品種がある。輸出用の「105」の中にパトゥムタニ1が混入してその信用を落とすという問題も懸念されており、「105」の二期作が可能になればタイのジャスミン米事情は大きく変わることになる。

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5、シャム双生児、分離に成功

国立シリラート病院の医師団は4月5日、胸から腹部にかけて結合した8カ月女児の双子、パンタワンちゃんとパンワートちゃんの分離手術に成功したと発表した。2人は心臓の一部を共有していた上、肝臓も結合しており、この状態から分離に成功したのは世界初だという。妹にあたるパンワートちゃんは心臓の形が不完全なため、今後さらに追加の手術を行う必要がある。分離手術は61人の手術チームが12時間をかけて行った。

 

6、ゾウの日

3月13日はタイのゾウの日。何かとゾウと縁の深いこの国では、全国各地でゾウに対する感謝祭が行われる。北部チェンマイ県は丸いお膳に様々な料理が並ぶカントークディナーで有名だが、この日はゾウたちにごうせいなカントーク料理がふるまわれた。バナナやサトウキビなど、野菜とフルーツをふんだんに使ったカントーク料理を数十頭のゾウが並んでたいらげる姿はなかなか壮観だ。


社会編

7、交通安全と御利益の飴

タイでは毎年、水掛け祭り(ソンクラーン)の帰省・Uターンラッシュの際に交通事故が多発する。飲酒によるものがほとんどだが、休み疲れのせいでうとうとと居眠り運転して事故を起こすドライバーも多い。そこで国道警察が考え出したのが眠気ざましの飴。あまりの酸っぱさに眠気が吹き飛ぶというものだ。そんなもの日本にも売っていそうだがそこはタイ。この飴はただ酸っぱいだけではない。2999人の僧侶が交通安全祈願の念を吹き込んだとされ、なめれば事故が起きないばかりか、空き袋を祀っておけば御利益があるという優れものである。

この飴はソンクラーン休みの前に各地で配られたという。それで交通事故が減ったかというと、4月11?17日では死者こそ375人から361人に微減したものの、交通事故件数はわずかに増えたとかで、あまり役には立たなかったようだ。

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8、おかまとゴールイン

世界のおかまコンテストで幾多の賞を総なめにしているタイのおかまたち。タイで半端じゃない美女をみかけたら、それは十中八九おかまだと思っていい。ひとたびオカマを知ると、もう並みの女では満足できなくなるともいう。フランス人のミシェル・ラウエルさん(41)もその一人。彼はおかまのポンプラシットさん(25)と恋に落ち、クリスマスイブならぬソンクラーンイブの4月12日、東北部サケオ県のサイトン村で結婚式を挙げて300人の村人から祝福を受けた。

 

9、珍記録に挑戦

世界各国で珍奇なギネス記録に挑戦し続けるアメリカ人、アシュリタ・フォアマンさん(53)が来タイ、タイでしかなし得ないであろう珍記録を打ち立てた。まずは2月4日、カンチャナブリ県で5キロの片足走に挑戦。35分で走破し、自身が持つギネス記録の40分を大幅に更新した。最初の100メートルと最後の75メートルはご覧のようにトラの手綱を持ったまま走った(跳んだ)のだが、そこにどんな意味があるのかは不明だ。さらに2月22日、フォアマンさんは北部チェンマイ県に現れ、ゾウの背中で1分間に40回の腕立て伏せを行った。ゾウの背中で腕立て伏せをする人間は他にいないであろうから、この記録も当分やぶられる心配はなさそうだ。

 

10、闘う障害老人たち

「おばあちゃん、レオビール一缶!」。東部ラヨン市内に住むサーォばあさん(60)は、全盲ながら小さな雑貨屋を一人で切り盛りする。身内に迷惑ばかりかけてはいられないと開店に踏み切ったのは四年前。商品やお金の判別は手ざわりと匂いだけが頼りだが、釣り銭どころかタバコやビールの銘柄も決して間違うことはない。死ぬ前にいちど、光とテレビと両親や兄弟の顔を見てみたいというのがサーォさんの夢である。

 東北部ナコンラチャシマ県に住むクワックガンばあさん(61)もまた、親類の世話になってばかりはいられない、少しでも借りた金を返したいと、刺繍の内職でお金を稼ぐ。しかし、クワックガンさんは生まれつき、両腕ともにひじから先の部分がない。義手もなく、ただの丸い腕先で針と糸を操って刺繍を紡ぐ。年金などの社会保障のないこの国で障害を持つ老人を支えているのは、周りの人の温かい気遣いと彼ら自身の自立心である。

 

 

 

 

11、穴に住む老人

タイでは女がよく働き男がよく怠けると言われるが、それは老人にも当てはまるらしい。サーォさんやクワックガンさんが障害を乗り越えてまで働こうとしているのに対し、東北部シーサケート県のスワンじいさん(70)は、20年も前から家のそばに掘った穴の中でひたすらごろ寝を決め込んでいる。パンツ一枚で延々とごろ寝を続け、2?3日に一度だけ穴の外に出てきて2人の兄が用意してくれた食事をとる。それがすむとまた穴の中に戻り、ただ横になってサナギのようにじっとしている。どこか体の具合が悪いわけではなく、とにかく何もしたくないらしい。なにかよほど精神的なショックを受けたのか、あるいは何らかの修行でもしているのか、穴篭もりの理由は本人にしかわからない。

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12、未亡人タイトルマッチ

4月7日深夜、東部ラヨン県クレン郡の特設リングで、一風変わったボクシングの試合が行われた。赤コーナーは村の助役、ソムヨットさん(39歳)。青コーナーはその隣村の助役、ソムチャイさん(39歳)。2人はともに52歳の未亡人、プレオさんを口説いていたのだが、2人とも顔つき、体型、肩書き、年齢とすべて同じだったためプレオさんがどちらを選ぶか決められず、やむなくボクシングの試合でケリをつけることになった。オス同士の命がけの戦いかと思いきや、2人ともスタミナ不足で相手をノックアウトする前に息があがってしまい、結局、僅差の判定でソムヨットさんが勝利してプレオさんをものにした。

 

13、スーパースターと世界一の美女

タイ・テニス界のスーパースター、パラドン・シーチャパンはまぎれもなくタイ屈指のインターナショナルなセレブのようだ。一時パラドンと浮き名を流した歌手のタタヤンは、パラドンとの交際により国際感覚に磨きがかかったのか、それとも単にお色気路線への転向が当たっただけなのか、破局後に海外デビューしてヒットを飛ばした。そして今年の4月半ば、こんどは2005年にバンコクで開かれたミス・ユニバース世界大会の優勝者、カナダのナタリー・グレボワさんとパラドンが婚約したとの電撃ニュースがタイ全土をかけめぐった。2人が交際していることは年初からゴシップ紙が報じていたが、これほど早く婚約するとはだれも予想していなかったらしい。タタヤンがいかに海外で売れたとはいえ、女性としてやはりミス・ユニバースのステイタスにはかなわない。タタヤンからナタリーへ。テニスのランキングなら、一気に100位くらい順位を上げた感がある。

しかし、肝心のパラドンのテニスの方は最近まったくかんばしくない。ウインブルドンでアガシを破り、世界ランクでトップ10入りしてメアジアの星モと騒がれたのは遠い過去の話。今は70位?80位に転落し、今年の全豪オープンで元世界1位のフェレーロを破って三回戦進出を果たした二番手ダナイに抜かれそうな始末だ。ダナイは昨年のアジア大会でも男子シングルスで金メダルをさらい、昨年のタイの最優秀スポーツ選手に輝いている。

世界一の美女を射止めたからには、それに見合った成績を残さねば、ねたみやっかみでたたかれるのは目に見えている。色男の多いテニス界のトッププレーヤーたちも、パラドンにこれ以上いい思いをさせてはならないと目の色変えてつぶしに来ることだろう。若手の台頭により、世界のテニスは日進月歩でレベルアップしている。年末に予定されているという結婚式の日に、世界ランク100位圏外に転落していないことを願うばかりだ。

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Vol.47の内容  

ゴラゴットのASIA News タイ現地新聞より

スパイシータイランド 「誤解、曲解、ああ勘違い」 by MK

匠武士のタイで想う日々 「チェンマイの自然」

改定!「バンコク空港事情」by Michi

ラオス世界遺産の町『ルアンパバーン』Teru

 

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