by MK

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「クーデターその後」

 

2006年、タイ歴2549年も残りわずかとなりました。

今年、タイにとっては国王在位60年という節目の年であり、クーデターによるタクシン政権転覆という重大な政変が起こった年でした。

タイでは曜日ごとに色が決まっていて、月曜日の色は黄色です。

月曜生まれのプミポン国王に敬意を表す黄色のシャツ姿で往来が埋まるのを見ると、国民の王様への信頼は揺らぎないものであることが分かります。

毎年12月5日の国王誕生日前に、国王自ら国民にお言葉を発せられます。

ここ数年はタクシン政権に対し、公私を取り違えるな、という厳しい批判の発言がありました。

ですから、クーデターの後の暫定政権に対しどのような発言をされるのか注目していました。

クーデターには言及されなかったものの、自分の年齢を引き合いに出し、現政権担当者達が高齢であるという批判があるが、経験豊かな高齢者ゆえに出来る事があり期待すべきであるという好意的な発言をされています。

10月中旬、21の国と地域の首脳が集まるAPECアジア太平洋経済協議サミットがベトナム・ハノイで行われました。

その席でタイのスラユット首相はアメリカのブッシュ大統領から「お国の事情は理解出来る」という言質を取り、速報でタイのメディアに流しました。

ソンティ司令官           スラユット首相

クーデターという手段による政権交代に対する内外の批判をうまくかわす

タイ流パフォーマンスです。

クーデターによって誰もが恐れていたのは、経済の落ち込みであり、特に海外からの投資家達の出足が鈍る事でした。

その点は、パフォーマンスが功を奏して、大きな変動もなく今に至っています。

もっとも大きな不安材料は、海外で再起を伺うタクシン前首相の動向よりも、連続して起きている南タイの爆弾テロや襲撃事件です。

分離独立を企てるイスラム過激派の犯行?と常にクエッション・マーク付きで報道されている事件の犠牲者は、ここ数年で2000人に及びます。

しかし、分離独立を求めるという確固たる主張があるのなら、犯行声明の一つくらい出るのが普通です。 犯行グループの実態は不明なままです。

 トムヤムクンというマフィア集団がマレーシアにあるタイ・レストランから見かじめ料を集め、犯行グループに支給配給しているというソンティ国家安全評議会議長の発言があり、タイ・マレーシア間で物議をかもしてます。しかしそこまで情報があるのなら犯行グループの実態も容易に掴めるはずです。タクシン前首相は、反タクシン勢力について自分の政策によって受益機会を失った者達の反抗であるという言い方を再三してきました。そうするとタクシン前首相の失脚で、受益者達が入れ替わったという事が言えると思います。

 

 ところがクーデター後に権益構造の再編がうまくいっているというとそう簡単な話ではありません。 露骨にクーデター功労者に権益を配給するのでは国民や民主化勢力が黙っていません。クーデターの中心人物であるソンティ議長はタイ軍史上初のイスラム教徒陸軍司令官です。 

 

 そういうことで南タイの旧来権益者達がタクシン以前の状態に戻る事を期待したいと思います。ところがクーデター後も一向に元の甘い汁がすえないどころが、不正叶弾の矛先が自分達に向いていることの反発があるのではないかと推測されます

 

 80年代南部方面司令官を任されたいた人物が、南タイ問題解決の為にかきだされことなどがヒントです。トムヤムクンというマフィア集団のバックにいる旧来権益者が誰なのかその辺はミステリー小説の世界に入りそうなのでここでは止めておきます。

 

ともあれ2007年もよろしくお願いします。

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Vol.46の内容  

ゴラゴットのASIA News  タイ現地新聞より

スパイシータイランド  クーデターその後  by MK

匠武士のタイで想う日々 「花博」

話題のセクシーダンス「コヨーテ・ダンサー」 by Michi

タイが黄色で染まった日 王様の誕生日 Teru

タイでマイホームを買いました Kazu

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