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野外イベントならタイ! が、そこに思わぬ難敵が…
by 匠武士
この冬、日本は異常な寒さですよね。そんな中、筆者が決行した3年ぶりの正月日本帰省。そしてタイへの帰還。暑い、というより暖かい! 迎えてくれたタイの穏やかな空がたまらなく優しく、贅沢な気分になれました。そう、いまタイはハイシーズン、一年で最高の季節なのです! 11月から3月までの乾季、タイでは雨が殆ど降りません。昼間こそ強い日差しですが、朝夕はひんやり、湿気が少なく過ごし易い、日本の9月のイメージです。この何をするのにも動きやすい時期、タイは野外イベント! の季節になります。 まずは定番ビアガーテン。シンハ、チャーン、リオ、そしてハイネケン、アサヒと新旧内外入り乱れてのメーカーの競演。ここにトップクラスのアーティストが連日出演するのです。ライブ料金など無し。人気アーティストの場合は早めに行って席さえ確保しておけば、タイ料理をつまみ乍ら贅沢なライブ鑑賞となります。その日誕生日の人が居れば、アーティストにリクエストすれば「Happy Birthday」と歌ってくれるかも。タイにはそういう風習があるのでトライする価値はありますよ。 野外イベントの本命といえば音楽フェスティバルでしょうか。11月にバンコクで行われたハイネケンFATフェスティバル、今年で5回目のこの祭典はいまやアジア最大のインディーズイベントの称号を得るほどの活況ぶり。日頃、単発でしか見られないタイのアーティストもこういう機会に一気にチェックできます。イベントはバンコクだけではありません。M-150という日本で言えばオロナミンCのような清涼飲料が冠についたコンサート地方巡業は、タイ国内を隅々まで回ることで有名。出演もLOSO、BIG ASSといった超トップクラスバンドの組み合わせ。このM-150にはルークトゥンと呼ばれるタイ演歌のコンサートもあって、若者だけでなく全ての世代が楽しめる場所にもなります(本当のタイ気分に浸るならロックよりこっちが良いかもしれません)。入場料も50バーツ(150円)と激安。このようにタイの野外イベントには大体冠スポンサーが付きます。言い換えれば、今のタイ経済の好調さがこの種のイベントを支えているとも言えます。2月にはあのOASISをヘッドライナーに大規模なロックフェスがバンコクで2日間行われる予定です。
しかし、こんなイカした野外イベントにも今季は大きな「敵」が出現! それは地球規模で進む「異常気象」、タイにも確実にキてます! ライブを楽しみにビアガーデン行ったら、風が吹いて寒い! 上着が必要なんて前代未聞。今季は季節はずれの雨も多く、ライブ中断も何度かあった模様です。何せ「乾季は雨が降らない」のを前提に組まれたステージ、屋根が無いんですよ! そしてもうひとつの「敵」が喧嘩、暴動騒ぎ。定番といっては失礼ですが年々エスカレートしているようにも感じます。新年を祝う恒例チェンマイ冬祭りでは、いまタイで最も人気のある若手バンド、ボディースラムのコンサートで手投げ爆弾が観客席に投げ込まれるというトンでもない事件が発生! 10名が負傷し、16才の少年が死亡しています(それでも翌日からコンサートは続いたというのもタイらしいですが)。こうなると我々観客側も現場での「危機察知能力」が重要になります。筆者はヤバそうな時はヘルメット姿の警官の横でライブを観たりします。入場時のボディチェックが甘い、明らかに喧嘩目当ての目つきの悪い連中を見掛けたら、ステージ前には絶対近寄らないこと。こんな奴らにイベントの楽しさを奪われるなんて最低! そんなことを言いながらも、3月の大イベント、パタヤ・ミュージック・フェスティバルに今から照準を合わせている筆者だったりするのですが。 匠武士(タイ・サブカル愛好家 HPタイで想う日々 http://www.taideomou.com/) |
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