無縁仏清めの儀式

サムットサコン県で11月8日、無縁仏の墓地を清める珍しい儀式が執り行われた。墓地を管理する財団「ポーテクトゥン」が1万198個ものしゃれこうべを掘り起こし、清掃と供養を行った。この儀式は5年に1度行われるという

ゲテモノ食い40年

バンコク都内ヤンナワー地区に住むウェーク・シーカイムックさん(45)はゲテモノ食い一筋40年の大ベテラン。4歳のときに、父が精米所でゴキブリを食べたのを見て以来、ほとんど毎日のように生きたゴキブリを食している。1日平均25匹。メスの方が油がのっていておいしいとか。最近はショービジネスに携わっている関係で、ムカデ、ヒキガエル、ネオン管などなんでも食べてみせる。ムカデはネバネバして臭いが強く、決してうまいものではないという。ちなみにウェークさんはこのゲテモノ食いのせいか精力も絶倫で、これまでに3人の妻を娶り、4人の子供をもうけている。

 

幻の蝶、日本人の餌食に

北部山林のごく一部でしかみられない蝶の希少種が、日本人バイヤーのターゲットになり絶滅の危機に瀕している。カイザー種というこの蝶は、タイでもメーファーン国立公園、ドーイインタノン国立公園の2カ所でしか棲息が確認されていないが、最近、日本人が1匹3〜4万バーツで買い取ってくれるという話が広がり、ラフ族などの山岳民族が蝶を捕獲している。2年前にもやはり日本人がこの蝶を収集しようとして問題になったことがあり、国立公園の管理当局は今後、監視強化に乗り出す方針。

 

 

サイチョウ復活計画

シリキット国際会議場で開かれている第3回世界環境会議で、タイの自然保護団体が10年にわたるサイチョウ保護プロジェクトについて報告を行った。深南部ナラティワート県のブードー山では10年ほど前まで密猟によるサイチョウの絶滅が危惧されていたが、密猟者を自然保護監視員に転業させるというプロジェクトが奏功して密猟はほとんどなくなった。しかし、こんどは木材の違法伐採により繁殖期のサイチョウが巣にする木の穴が激減するという問題が起き、密猟がなくなったにもかかわらずサイチョウは減少している。そこで同自然保護団体は、木に似せたファイバー製の人工巣穴をシラパコン大学と共同開発、現在これを数箇所に設置してサイチョウの繁殖を促している。

 

国王愛犬物語、マンガ版

2年前に発売されて大ベストセラーになったプミポン国王の愛犬物語。今年11月、こんどはそのマンガ版が売り出され、初日に初刷20万部が完売した。作画はマンガ家のチャイ・ラチャワット氏。プミポン国王と愛犬“トンデーン”の出会いや日常のエピソードが紹介され、プミポン国王による英語訳も併記されている。172ページ、1冊149バーツ。

 

夢のお告げで病気完治

スコタイ県シリマート郡に住む中年女性が、夢で作り方を知ったという漢方薬を無料で配布、大勢の人が押しかける騒ぎが起きている。この女性は長い間、重い病で寝たきりになっていたが、ある日、夢の中で白蓮の根と茎と花を地下水で煎じて飲みなさいというお告げを受け、実行したところぴたりと病気が治った。さらに夢でこの療法を広く世に知らしめよと命じられたため、元気になった体で大量の煎じ薬を作り、近所の人たちに無料で配り始めた。噂が噂を呼んではるばる遠方から訪れる人も増え始め、この女性宅には常時1000人の客が押しかけるようになった。地元の保健当局は「法を犯しているわけではないので取り締まりはできない」としながらも、配っている薬に有害な成分が含まれていないかどうか調査を行うとしている。

 

 

折り鶴で平和祈願

深南部の治安回復を目指すタイ政府は、タイの人口に相当する6千万個の折り鶴を全国から募り、ヤラー、パタニー、ナラティワート3県の空中から散布する平和祈願キャンペーンを行う。10月末にナラティワート県タークバイ郡でデモ鎮圧の際に80人以上の死者を出し、地元住民から強い批判を浴びたため、こんどはソフトな戦略でイメージ回復を狙う。折り鶴散布はプミポン国王の誕生日にあたる12月5日を予定しているが、軍用機で空中からばらまくという方法については、いらぬ誤解を招く恐れがあるとして疑問の声が出ている。

風俗王、メジャーに身売り?

政治家に転身した元風俗王、チューウィット・カモンウィシット氏が、国民党への移籍を表明して話題をさらっている。チューウィット氏は既にタイ起源党なる自身の党を設立、来年の総選挙に向けてキャンペーンを開始しているが、ここに来て突然国民党に急接近したため、起源党メンバーの一部からは「騙された」との声も出ている。チューウィット氏は今年8月末に行われたバンコク都知事選に出馬、3位に食い込む健闘ぶりをみせており、来年の総選挙でもかなりの票を獲得できるとみられている。

韓国人、飼い犬解体

チェンマイ県メーオン郡で9月23日、地元住民の飼っている犬を盗み、その肉を韓国料理店に売りさばいてたとされる韓国人男性(58)が逮捕された。男は野良犬を一匹500バーツで引き取って肉を売っていたことは認めたが、飼い犬を盗んだことは否定している。一方、チェンマイ市内にある韓国料理店は、この男から毎週犬肉を購入していたことを認めており、韓国人観光客向けに犬料理を供していたという。犬肉を食べる習慣は、アジアではベトナム、韓国などが有名。

服役囚コンサート、ギネスに挑戦

服役中の受刑者約350人が、大掛かりなクリスマスチャリティーコンサートを開催する。参加するのは聖歌隊300人とグラスハープの演奏隊50人で、服役囚によるコンサートとしては世界最大規模。コンサートは12月16日にタイ文化センターで行われ、ギネスブックの審査員も招待される。歌手のアンチャリーさんがスペシャルゲストとして参加する。

片足のドイツ人、田舎街で大暴れ

タイでHIVウイルスに感染したことでタイの女性を逆恨みし、女学生をナンパしては避妊具なしでセックスを強要していたドイツ人の退役軍人が10月18日、チャイヤプーム県で逮捕された。ハンス・オットー・シーマン容疑者(56)は右足がなく、この障害を逆手にとって巧みに女学生を誘っていた。別居中のタイ人の妻がシーマン容疑者の悪事を暴露して街中がパニックとなり、警察がオーバーステイで身柄を拘束した。HIVウイルスを感染させる目的で女性に声をかけていたことに対しては、タイの法律では罪にならない。しかし、不法滞在だけでは処罰が軽すぎる上、近隣諸国で同じことを繰り返す可能性もあるため、さらに重い罪状を適用する方向で告訴を検討している。同容疑者はこれまでに500人の女性とセックスし、数十人にHIVウイルスを感染させたとみられる。

暴行男の舌、噛み切る

警察は10月14日、17歳の女子学生に暴行を加えようとして舌を噛み切られた工事現場作業員(19)を暴行容疑で逮捕した。男は13日未明、好意を抱いていた女子学生とその友人をバイクで家まで送ってあげると誘い、友人を送り届けた後で女子学生を空き地に連れ込んで暴行を加えようとした。男の舌は女子学生によって数センチにわたって噛み切られ、今後は正確な発音や甘味の感知に支障が残るとみられる。

 

TKジョイス、覚せい剤販売

数年前に一世を風靡した女性歌手ユニット、トライアンフ・キングダムのジョイスさんが、11月23日に覚せい剤密売容疑で逮捕されていたことが明らかになった。警察のおとり捜査に引っ掛かって覚せい剤300錠を持って現れたところを現行犯逮捕されたもので、恋人と同居していた家からも販売目的とみられる6千錠が押収された。トライアンフ・キングダムはジョイスさんとボーさんの2人組で98年にデビュー、素人っぽいセクシーさを売りに大人気を博したが、所属会社のトラブルなどが原因で解散した。その後ジョイスさんについては、覚せい剤中毒、外国で中絶手術などさまざまな噂が流れたが、最近になって雑誌のグラビアを飾るなど、芸能界に復帰し始めた矢先の出来事だった。

 

闘病2年、イッティ急逝

タイのエリック・クラプトンとも称されるベテランロック歌手、イッティ・パランクーンさんが11月11日、大腸がんのため死去した。享年49歳。イッティさんは2年前から闘病生活を続けており、一時は自力で食事もとれない状態に陥ったが、家族の支えにより奇跡的なカムバックを遂げ、今年5月には命への思いを込めたニューアルバムを発表した。10月30日にはイッティさんの回復を願うコンサートがミュージシャン仲間によって開かれ、イッティさん自身もステージに立って元気な姿を見せた矢先の訃報だった。

 

タイ政界史上初の暴力沙汰

議場での暴力沙汰といえば台湾が有名。スポーツイベントでの乱闘に負けぬ迫力で殴り合いが展開される。一方、タイ人は人前で感情をむき出しにすることを著しく嫌うため、これまで国会で乱闘事件が起きることなどまずなかった。ところが今回、69歳の元警察長官、プラティン上院議員が同僚のアドゥン議員の顔を2発殴るという不祥事が起きた。麻薬の産地として有名なメーホンソン県出身のアドゥン議員に対し、プラティン議員が麻薬シンジケートとの関与を示唆する発言を行ったためアドゥン議員がつめより、それを阻止する形でプラティン議員のパンチが飛び出した。プラティン議員は清廉潔癖な警察高官として知られ、最近の汚職蔓延に苛立ちを募らせていたとされる。しかし、タイではタブーとされる暴力沙汰を起こしたことで政界はほとんどプラティン批判一色。もちろん辞職を求める動きも高まっている。プラティン議員はこれに対して「補欠選挙の費用を政府が出すなら辞めてもいい」とコメントしている。

VOL. 40の内容

 

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VoL.40   2004年もお世話になりました 

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スパイシータイランド  在タイ10数年 ジャーナリストM.Kさんの「ボゴールのイヌワシ」

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