ベトナム人のスタミナ源は“ヤギ乳肉料理”。   by Abe

 

 

“一年中”熱い”タイ・バンコクですが、12月に入ると日本料理店の店先に

“忘年会に寄せ鍋はいかかですか!”と書いてある張り紙が出ると、日本は寒い季節になったのだなと、ふと思います。タイにも、もちろんおいしい鍋はいくつかあるのですが、ベトナムにもまた、庶民の鍋“ヤギの乳肉鍋”“ヤギ乳の焼き肉”があります。

私がホーチミン市のロケで立ち寄った“ヤギ乳肉料理屋は”本当にうまかったです。撮影日程もほぼ終わりに近い頃、“ベトナムでしか食べられない庶民の味”は何ですか?と、ホーチミン市在住で今回通訳をしてくれたベトナム人に訪ねると、“ヤギ乳肉料理”はどうですか?と。私はタイに住み始めて2年になりますが、“ヤギ乳肉をタイで見かけた事はなく、ぜひ食べてみるかと思ったのです。

ベトナム語で“ヤギ乳鍋は、ラウ・イエー”“ヤギ乳焼き肉は、ヌン・イエー”と言います。ツアー旅行のコースでは絶対行かない!と思うようなその店は、床も天井も油煙でべたべた。そこにはベトナムでよくある小さな椅子とテーブル。メニューも全てベトナム語。まさに“庶民の味”。わたしたちが、食べに行った夜7時にはベトナム人のお客さんでほぼ満席。焼き肉の立ちのぼる煙で店の中が白くかすんでいる…。ヤギ乳肉鍋も捨て難かったのですが、ベトナムのビール“タイガー”と合うのは、“ヤギ乳肉焼き肉”の方だとのことで、今回はヤギ乳肉焼き肉を食べることに。初めて食べるヤギ乳焼き肉は、“脂がのっているモツ”のような感じでした。タレに漬け込んであって、食感はコリコリ。タイ料理と違って、漬けタレは辛くないので、タイガービールを飲みながら、ヤギ乳肉が、あっという間に胃袋に吸い込まれていきます。焼いているのを見ていて思ったのですが、焼き具合がまた難しい。ベトナム人スタッフに、ほどよい食べごろを、取り分けてもらう。生焼けだと美味しくないし、焼きすぎると固くて噛み切れない。微妙な焼き加減が要求される。お腹いっぱいになるまでさんざん食べて、1人3万ドン(およそ210円)ベトナム人の平均月収はおよそ10000円だから決して安くはないのかもしれないが、地元の人はそれでも月に一回以上は食べに行くといいます。不思議なのは、付け合わせ(一緒に焼いて食べる)はオクラだった事。連れて行ってもらった店だけがそうなのかと思ったら、他の店でも必ずついてくるとの事。ヤギ乳焼き肉は、一年中食べられる。“ベトナムうどん”と“生春巻き”だけではないベトナム庶民の味でした。ベトナムロケの時にはまた立ち寄りたいなと。

またベトナムでロケがしたいです。ぜひ取材にいらっしゃいませんか?

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