タイで“桜”の咲く季節   by Michiaki ABE

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タイで生活をしていると、日本のように風景で季節の移り変わりを感じる事が少ないのです、それは一年中途切れることなく街中に緑がいっぱいあるから。

タイは、“暑季、雨季、乾季”の3つ。ですが日本の感覚からいえば、一年中“夏”のようなもの。常夏のタイでも、4月の中旬になると、“桜”が咲くのです。“桜とはいっても日本の“ソメイヨシノ”ではないのですが。この“桜の木”は、タイで珍しくないので、バンコク高架鉄道からも点々とピンク色が見え、何カ所かある公園でも咲いています。特に、会社近くの公園にある“桜”はピンクの花でいっぱいになります。

4月中旬といえば日本ではちょうど“お花見”の頃。この花の咲いているのを見ると、日本に行って、上野不忍池にある桜の木の下でちょっと一杯飲みたいなと思うのです。

タイに咲くこのピンク色の花の名は『チョンプー・パンティップ』。タイ語でピンク色を指す“チョンプー”、そしてこの花をタイに伝えた王族の“パンティップ氏”から由来するといわれています。タイ在住の日本人は、4月頃ピンクの花を付けるこの木を

“タイ桜”と呼んでいます。

離れて見ると、まるで桜。近くから見ればやはり南国の花です。

ピンク色ですが握りこぶしぐらいの大きさがあり、朝顔のような花です。咲いている時には遠くから“桜の木”の様に見えるのです。

散り際は、ソメイヨシノのように花びらが“はらはら”落ちるという感じではなく、“タイ桜”は花房ごと“ばさばさ”と降ってきます。

それでも、木の下が、一面ピンク色になるのはきれいなものです。

長年タイに住んでいる日本人が教えてくれました。『まだ飛行機で簡単に日本と行き来出来ない昔、4月にピンク色の花が咲く“タイ桜”を日本への懐かしい思い出いっぱいで眺めた』と。南国タイではあるけれど、少しだけ“季節の変化”が見える事があるのです。

他にもまだまだ美しい花を咲かせる南国にしかない花があります。

この機会に、“タイ桜”でお花見をしてみませんか?

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