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アメリカのカメラ事情

ベーターカム方式のVTRが製造中止になって随分時間が経ちましたが、ベーターカムに変わる後続機種が統一されるまでにはこれまた、まだまだ時間がかかりそうです。

日本の後続機種はどうなんでしょうか?

弊社でも日本からの御要望に答えるべく池上のDVC-Pro HL-V75Wを4月に導入いたしましたが、出る回数も確実に増えてきています。DVC-Proの利点はテープがベーターカムの約1/6位の大きさなので、機材ケースにゆとりができ、持ち運びも楽な点と素材テープをアメリカから送る祭にも郵送料金が安い事などがあげられます。

*DVC-Pro HL-V75W/50

ニュースの現場ではDVCAMをよく見るようになりましたが、レンタルではDVC-ProとDVCAMはどちらも機種と台数が少なく、ある大手レンタル屋さんではHDとIMXに力を入れて、今まで大量にあったベーターカムは数台だけを残し、入れ換える為に放出しているそうです。

アメリカにおけるテレビ番組のドキュメンタリーやドラマ、スポーツなどでは後のアーカイブの事を考えて、ほぼハイビジョンでの撮影に移行しています。HDカメラのレンタル事情はというと、業者によってHDW-F900派とAJ-HD27 Varicam派に分かれていているようです。HDカメラはフィルムに代わってコマーシャル、ミュージックビデオ、映画の撮影などで使うことが多いので、どちらも24Pに出来ることが絶対条件になっています。

弊社が昨年7月に日本から導入したSONY HDW-750もテレビ番組だけでなく、ミュージックビデオや企業用VPの制作などでもよく出ています。

SONY HDW-750

御存じの通り、このカメラはHDW-700と比較するとかなり感度がいいので、HDW-700では光量が足りなくて撮影を諦めていた事や、不自然に照明を沢山使う事もなく、SDIアウト出力もあり、従来のベーターカムと全く同じような感覚と操作で撮れるので、ドキュメンタリーや通常のHDテレビの番組制作には最適で使い勝手のいいHDカメラです。

ただ、SONYはこのHDW-750をアメリカに入れる予定がないとの事なので、レンタル市場には無い為にGPA(USA)社内でも長期ロケなどで引っ張りだこです。おそらくアメリカ国内でもNHK以外で導入している所は殆ど無いと思いますので、HDW-750を御希望の方は早めの予約をお願いします。

  そしてMini-DV、、、、、

数年前までは、通常のENGカメラ3〜4台で同時に撮影していた番組が、近年では1、2台だけ通常のENGカメラを使い、その他はMini-DVで撮影することが多くなりました。弊社にもSONYのDSR PD-150とパナソニックのAG-DVX100などが数台あり、最近ではこれらを使用した撮影の需要も多くなってきました。確かにそのコンパクトな機動性の良さや、撮りながらカメラの液晶モニターで色の確認ができるのはとても便利なのですが、その反面ズームとアイリス、フォーカスを手動で行うには勝手が違って戸惑う事もありました。しかし、DVX100のように24Pなどの機能があれば撮影方法も広がり、アクセサリー類や周辺機器が年々充実していく中、今後益々Mini-DVでの撮影は増えていくでしょう。

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このように様々な情報が交錯する中、ベーターカムに代わる後続機種の早期統一を望みますが、どの機種に落ち着くのかは日本だけで無く、世界中が注目している事ではないでしょうか。                      GPA(USA)荻 原

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