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刑務所で国際結婚

 バンコク郊外、ノンタブリ県の刑務所で、一風変わった結婚式が挙げられた。新郎はナイジェリア国籍のオビージー服役囚(40)。新婦はタイ人女性のプラニー服役囚(35)。ともに麻薬絡みの犯罪で終身刑に服しており、恩赦がない限り社会には復帰できない身分だ。二人にはすでに12歳になる息子がいるが、諸々の事情でまだ結婚式を挙げていなかったのだという。タイの刑務所は環境が劣悪で、なにかと世の批判を浴びている。これで少しは株も上がったか。


シンデレラ、タイで挙式

 元ミス・ユニバースのタイ人女性、ポンティップさんが11月3日、リバーサイドのオリエンタル・ホテルで結婚式を挙げた。新郎は米国の億万長者、ハーブ・サイモン氏。ポンティップさんはタイ航空で、サイモン氏は自家用ジェットでそれぞれ米国からタイ入り、結婚式には政財界の大物が多数出席した。この日はまた、シンデレラストーリーをポンティップさんにあやかり、多数のタイ人カップルが結婚式を挙げたという。

 

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ヴァネッサ・メイにパスポート

 外務省はコンサートのため9月30日にタイを訪れた世界的なバイオリニスト、ヴァネッサ・メイさんに外交官付の特別パスポートを発行した。有効期間は2年間。メイさんはタイ人とシンガポール人の混血女性。国籍は英国。その情熱的な演奏スタイルで世界中に多くのファンを持ち、今年のピープル誌の「世界でもっとも美しい50人」にも選ばれた。

 

 

ゾウ使いに挑戦

 北部ラムパン県で開かれているゾウ使いプログラムが外国人の人気を呼んでいる。今ではヨーロッパを中心にアフリカから台湾まで、年間600人もの申込者がいる。簡単なゾウの乗り方を学ぶ3日間コースと、より深くゾウとのコミュニケーションを学ぶ10日間コースがあるが、中にはゾウにほれこんで1カ月以上滞在する人もいるとか。

サラダタワーに挑戦

 遊び感覚で食事をするのが大好きなタイ人の間ではサラダバーが大人気。

ホテルのビュッフェからピ ザチェーンまで、客よせに欠かせないアイテムになっている。写真は「ピザハット」から分裂したピザチェーンのザ・ピザ・カンパニーが主催したサラダタワー・コンテスト。いかに高くサラダを盛りつけることができるかという競技だ。まずはベビーコーンやキュウリなどのしっかりした野菜で土台を広げ、上方ではレタスやキャベツでふわりと高さを稼ぐのがコツ。優勝者には1万バーツの現金と5000バーツ相当の食事券が贈られた。

 

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サソリの女王様

 3400匹のサソリがうごめく小部屋で32日間を過ごすというギネスブック記録に挑戦していたカンチャナーさん(30)が

10月23日、見事に記録を達成した。これまでの世界記録はマレーシアの女性が昨年達成した2700匹・30日間。カンチャナーさんは南部サムイ島のスネーク・ファームでサソリショーを演じるパフォーマーで、何度か刺されるうちサソリの毒に対する免疫ができたらしい。今回も32日間で9回刺されたが、体調を崩すようなことはなかったという。唯一悩まされたのがサソリのフン。その悪臭が体にしみつかないか、そればかりが気がかりだったとか。やっぱり普通の女の子?

国王の愛犬Tシャツ、第2弾

 プミポン国王の愛犬「トーンデーン」をプリントして大ヒットしたTシャツ、ポロシャツの第2シリーズが発売されることになった。第1シリーズは1枚300バーツで25万着を完売。 第2シリーズはデザイン、品質ともに向上して1枚500バーツで30万枚を売り出す予定。今回も完売はほぼ確実だという。白、赤、ダークブルー、黒、ベージュに国王誕生日の色とされる黄色が加わる。

 

禁煙令、11月8日実施

 11月8日から喫煙規制が強化された。エアコンつきのレストランや公共エリアは原則禁煙。違反した場合は喫煙者2千バーツ、店の経営者は2万バーツの罰金。ただ、アルコール飲料の提供がメインになるバーやパブなどは対象外になっている。飲食店をパブに登録し直せばいいのだが、これには相当煩雑な書類手続きが必要になるという。喫煙客の多い日本料理屋ももちろん禁煙。愛煙家にとっては肩身のせまいことになりそうだ。ただし、そろそろ禁煙しようと思っている人にとっては逆に朗報かもしれない。

捨てワニのケン

 北部ピチット県で漁業を営むプラユンさんの家には大きなワニがうろうろしている。名前はケン。体長1メートル、体重は40キロ。子ワニをペットにしている人はたまにいるが、ここまで大きくなったワニを放し飼いにしている家はめずらしい。3年前に網にかかったのをプラユンさんが持ち帰り、そのまま家族の一員になった。10歳になる息子のワタナー君が寝床に行くと、いつも後からついてきて横に寝るという。3年にわたる屋内暮らしですっかり泳ぎ方を忘れてしまい、もう野生には帰せないのだとか。

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僧侶、教鞭をふるう

 ノンタブリ県では小学校の教師が不足、ピンチヒッターとして近くの寺の僧侶が活躍している。最初は慣れない僧侶も生徒もややとまどっていたらしいが、もともと修業で人間のできたお坊さん。たいていはすぐに生徒の心をつかんで人気者になってしまうという。中には転職を考え始める僧侶もいるらしい。タイでは全国で約4万人もの小学校教師が不足している。

ジェームス・ボンド

 調理ガスの販売会社が配達員に珍妙な格好をさせて話題をさらっている。最初はアメコミ映画のヒット作、スパイダーマンの衣装を借用。これには映画配給会社の方からクレームがきたが、 交渉の末に許可を取得。その次はコメディー映画「オースチンパワーズ・ゴールドメンバー」のジェームス・ボンド・ルックを採用した。いまでは配給会社の方も「宣伝になるのでどんどんやってください」と態度豹変。もちろん調理ガスの売り上げも急増しているという。クリスマスシーズンにはサンタクロースの衣装を予定しているらしいが、プレゼントを届けてくれるはずのサンタが調理ガスを抱えて来ても子供たちは喜ぶまい。

小包爆弾で2人死亡

 10月21日昼ごろ、バンコク西郊ナコンパトム市の社会保険事務局に送られてきた小包が爆発し、警官2人が死亡する事件があった。小包の中身は手りゅう弾で、警察官が中身を確認しようとしたところ爆発した。事件の数日前に「爆発物を送る」との脅迫電話があったもようで、同事務所に勤務する美人事務員をめぐるトラブルが原因である可能性が高いという。

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ホワイトタイガー、来タイ

 米テネシー州のナッシュヴィル動物園から6頭のベンガルトラがタイにやってきた。うち5頭はホワイトタイガー。アルビノではなく、稀に見られるベンガルの白毛種。タイとアメリカの協定による一時的な貸し出しで、タイ側は近くアジア種のトラをアメリカに貸し出す。6頭のトラはチョンブリ県の野外動物園で飼育される予定。

16年ぶりの再会

 バンコク都内の高校に通う双子姉妹のアリサーさんとラリターさん(ともに16歳)はまったく顔が似ていない不思議な双子。それもそのはず、実はラリターさんは生まれた時に病院の手違いでアリサーさんの隣に寝かされてしまったのだ。最近になり、アリサーさんとそっくりの女子高生、サンさんが別の高校に通っていることがわかり、対面したところ二人が実の双子であることが判明した。ラリターさんとサンさんはそれぞ実の親と引き離されていたことになるが、いまさら育ての親と離れることはできず、それぞれ今の生活を続けることを望んでいるという。

ワニ池飛び込み自殺

 サムットプラカン県のワニ園で、病気に悩む中年女性がワニ池に飛び込んで自殺するという身の毛もよだつ事件が起きた。目撃者の話では、女性は酒に酔って池に飛び込んだ後、大きなワニの方に泳いでいって自分から抱きついた。ワニは女性の首筋をくわえてそのまま水中にもぐり、水面に浮上してきたときはすでに息絶えていたという。

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スポーツ特集:パラドンはボルグになれるか?

タイが世界に誇るスポーツといえばまずボクシング。日本人女性と結婚して話題をまいたカオサイ・ギャラクシーや五輪金メダリストのソムラック・カムシンの名が上がる。ややマイナーなところではスヌーカー。本場のイギリスでも絶大な人気を誇るジェームス・ワタナーを輩出したことで有名だ(最近はやや不調)。

新たにテニスが加わることになった。パラドン・シーチャパン(23)の登場である。東京の試合で世界ランク1位のレイトン・ヒューイット(豪)を下したのですでに日本人の間でもお馴染みになっていることだろう。パラドンの今年初めの世界ランキングは126位だったが、今年のツアー終了時には実に16位まで急浮上。1980年にインドのウィジャイ・アムリトラードが到達したアジア人としての最高順位に並んだ。パラドンの現在の調子と脂の乗った年齢からいけば、来年にはアジア人初のベスト10入りも可能だといわれている。

しかし、パラドンの目指す場所はさらにその上。アジア系として世界2位を極めたあの天才プレーヤー、マイケル・チャン(米国)に並ぶことだ。チャンの小さな体が縦横無尽にコートを走りまわり、体の大きな西欧人を手玉にとっていく姿には世界中のアジア人が拍手喝采を贈ったが、パラドン自身もチャンの熱烈なファンであったという。なによりパラドンにはチャンになかった体格とパワーがある。チャンに並ぶだけでなく、チャンが成し得なかった世界1位も決して夢ではない。

パラドンが今年、テニスプレイヤーの聖地ウインブルドンでアガシにストレート勝ちしたとき、世界中のスポーツ記者とファンは“フルーク(まぐれ)!”と叫んだ。しかし、彼はその後、マルセロ・リオス(チリ)やヒューイットなどの強豪をことごとく撃破し、いまはだれもがその時の発言を撤回、パラドンは今年の男子テニス界でもっともホットなスタープレーヤーとなった。

パラドンの人気をさらに上昇させたのがそのキャラクターだ。緊迫した場面で必ずスーパーショットをみせる精神面の強さ、試合中にこぼれるエキゾチックで不敵な笑み、試合後に会場の四隅にワイ(合掌)を欠かさぬ礼儀正しさ。パリス・マスターズのセミファイナルでパラドンがヒューイットに惜敗した時、会場にはテレビを通してでもわかるほどの大きなため息がもれた。だれもがもっとパラドンのプレーを見ていたかったことの証である。プロのスポーツ選手としてこれ以上の栄誉はほかにあるまい。

ところで、パラドンをここまで育て上げてきたのは父のチャナチャイ氏である。周りにはパラドンがさらに世界の上位を狙うため一流のコーチを雇うべきとの声も出ているのだが、彼は「(自分のことを)もっともよく理解してくれている人をなぜ代えねばならない」とまったく意に介していない。また、彼は勝利を確信した後は必ず赤いシャツに着替え

る。クールなように見えて意外にゲンをかつぐのが好きなようだ。やはりタイ人。こんな人間的なところも彼の人気の秘密かもしれない。

さて、パラドンの登場によりタイは世界ですっかり名をあげた。女子テニスでもタマリンというスターがパラドンに負けじと奮闘しているが、はたしてタイは今後、アジア初の“テニス大国”としての道を歩み始めることができるのか?

北欧の小国スウェーデンが、ビヨン・ボルグという天才の出現を契機に“男子テニス大国”への脱皮に成功したのは有名な話だ。国レベルでもテニスの普及と選手強化を進め、その後、ヤリードやビランデルなどのトッププレーヤーを育て上げた。しかし、ボルグに並ぶスターに恵まれなかった女子テニス界は、どんなに強化策をうっても世界的な選手が出てくることはなかった。スポーツにおいて、子供の夢の対象となるスーパースターの存在がいかに重要なファクターであるかがわかる。パラドンの成功もチャンへの強い憧れが原動力になっていた。テニスはタイ人にとって非常にマイナーなスポーツだが、幸運にも世界屈指のトップスターにめぐまれた。パラドンの活躍がこれからしばらく続き、国をあげてテニスの普及に取り組めば、タイがアジアのテニス大国に生まれ変わることは決して不可能ではない。パラドンに憧れたテニスのスター選手が他のアジア諸国から出てくる前に、タイ政府は空き地という空き地をテニスコートに改造すべきだろう。

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