2000.10.1発行


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今月の内容

 雨期の方も何処へか去ろうとしている。最近は一日一回スコールがサッと降って、あとはカラっと良い天気。 日本のようにじとじと雨が降らない所がとても気に入ってます。と、いうことでバンコクニュースには初めて登場します私は大原一行(おおはらかずゆき)と申します。
 縁ありましてジーピーエーバンコクにお世話になる事になりました。
これまでの私の経歴はカメラマンとしてENG取材では情報系、番組、スポーツ、報道など、あらゆる分野の撮影をしてまいりました。こちらに赴任する以前も旅番組(TV朝日)をレギュラーでやっておりました。
また、スイッチング(中継)のほうでもサッカー、ゴルフ、野球など、経験してまいりました。
 今後もGPAバンコクの一員として、あらゆるニーズ(撮影だけでなく、コーディネーション、現地リサーチ及びあらゆるものに対しての手配)に答えるべく頑張ります。みなさまの御依頼、来タイをお待ちしております!

どうぞお気軽にGPA バンコクオフィスを御利用下さい! 今後とも末永くよろしくお願い致します!

GPAバンコクオフィス おおはらe-mail: ohara@gpa.co.jp +662-661-7310

 

 


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              株式会社GPAテック販売部

              〒106-0031 東京都港区西麻布1-2-2山本ビル1F

  Tel 03-5411-7800 Fax 03-5411-7825 (担当 安藤・田原)

 


 

この頃、場違いの場所で場違いな日本人旅行者をよく見かけるようになった。

 先日もスクムビットにあるソイ・カウボーイのいきつけの店で飲んでいると、どう見ても二十歳そこそこにしか見えない若者達に出会った。バックパッカー気取りの小汚い格好をした3人連れはゴーゴーバーを物色していた。彼等は多分、今日本のテレビやガイドブックなどで世界中の若者が集まると頻繁に紹介され有名になったカオサン地区から遠征して来たのであろう。しかし完璧に場違いでソイ・カウボーイの町並み同化できず浮き上がっていた。ホステスの女の子達からも「何あれ?」「汚らしい」などと馬鹿にされていた。

以前に各地域の歓楽街の違いを紹介したことがあるが、ここソイ・カウボーイに集まる外国人達は日本人を含めて、タイに駐在する人やタイで仕事を持っている長期滞在型の人種が大半を占めている。

 その為、ここは旅行者相手のパッポン(シーロム地域)やソイ・ナナ(プルンチット地域)など、他の歓楽街とは同じゴーゴーバーといってもけっこう落ち着いた店が多い。

しかし最近、客層が変わりはじめている。バックパカーかぶれは特例としても、二十歳そこそこの若者が急増し始めているのである。

 

私はソイカウボーイで飲む時は一軒にとどまらず何軒か梯子して楽しむのだが、どの店にも必ずといって良いほど日本の若者が水着姿のダンサーに抱きついている姿を見掛けるようになった。まぁ、誰がどんな飲み方をしようが客なのだから私が文句をいう筋合いではないのだが、地元で生きる「バンコク不良中年」としてはテルトリーを荒らされているようであり余り良い気持ちはしない。(年寄りのひがみだが)タイの女の子だって中年のオジンより若い方がいいに決まっている。

 しかし、非常に疑問に感じるのは二十歳そこそこの若者が何故バンコクにまで来て女漁りをするのかという事である。彼等は腹の出た我々中年団とは違い、決して醜くもなく女に持てないタイプではないのだ。いやむしろ女好きするような良い男もいる。その彼等がなんで?と感じているのは私だけではないようである。そこで興味が湧き、何人かの若者に質問をしてみた。

要約すれば、彼等は日本でなければ何処でも良かったという。日本ではタイの紹介番組が氾濫しており、それを見て楽しそうだったし、物価も安いので長期滞在できる。昼間はブラブラ町中を散歩して、夕方から歓楽街で酒を飲んで女と遊ぶ。日本では仕事をしていないが、気が向けばバイトなどして金を貯めまたタイに等に来るつもりだという。また、カオサン地域には幻滅したともいう。外国という実感が湧かない、まるで渋谷だという、日本人同士の間にも派閥がありグループ化して面白くない。実際にグループ同士のイザコザから喧嘩や・恐喝も起きているという。また、女に金をだまし取られ無一文となり自殺をはかった者や麻薬の密輸や中毒で逮捕され刑務所に収監される事件も新聞をにぎわす。さらに驚く事には遊び気分で手を出す事に罪の意識がまるでない者もいるという。あぁ恐ろしい!

だから、この頃は長期滞在者が多いスクムビット地域まで出張して遊ぶのが流行っているとか。だがバンコク不良中年団としてはケチケチ旅行と言い、カオサン地域の宿泊費を一日100バーツにしながらもゴーゴーバーの踊子に200や300バーツものチップを払うような遊びをされては「来て欲しくない」のが本音である。相場のバランスが崩れたり、足繁く通う目当ての可愛い子ちゃんを横からさらわれるようなめには会いたくないのだ。所詮、彼等はどんなにガイドブックに精通し日本のマスメディアから情報を掻き集めても日本の金銭感覚はすてきれないのだ。

また、日本の若者に限った話ではなく、最近の中年旅行者の乱行や事件にも目に余るものがある。以前の海外旅行のパターンと言えば団体のパック旅行だった。しかし現在の旅行者は飛行機とホテルだけを旅行代理店に頼み、現地では一人歩きする人が増えている。それも、二度目三度目の中年族はもはや恐いものはない言葉も喋れないのに「タイは俺の庭だ!」とばかりに行動するから手に負えない。こういう輩に限り事件に巻き込まれて泣くのである。金の力を己の力と勘違いし「女に真剣に惚れられてしまった」とばかり飛行機にのって足繁くタイに通い、終いには貢ぎだし独占欲の塊になり人生を狂わしてゆくのである。最後はお決まりのパターンで金が続かなくなり「金の切れ目が縁の切れめ」の結末迎えるのである。そして「俺は騙された」「タイの女は嘘つきだ」「俺が面倒見てやったのに」で終わる。    

自分が勝手に勘違いしてのめり込み、それを相手のせいにし、、おまけにその国の悪口を言う。東南アジアを旅行する日本人はなぜか傲慢になり、わがまま一杯のお殿さまに変貌するのを同じ日本人として苦々しく思う。

最近の傾向として、ロリコン・バラ族・SM愛好者等が増えて来ている。特に多いのはロリコン趣味の人で、14歳以下の少女を紹介して欲しいと私のところへ依頼が来る事が珍しく無くなった。酷いのになると12〜3歳なら男の子でもかまわないと言う人もいた。田舎から出て来たばっかりの14歳ぐらいの娘達が年令を偽って働いているのも事実ではあるのだが、タイでも売春は犯罪であり特に少女売春の取締は厳しい。例え少女が嘘をつき客を騙したとしても買春で逮捕され罪に問われる事を覚えておいて欲しい。以前、日本人の旅行者が14歳と知りながら連れ歩き、二人仲良く手を繋いでいるところをツーリストポリスに職務質問を受け逮捕、刑務所行きのあげく高額な罰金を支払った。あるいは少女買収組織が摘発され押収された顧客名簿から逮捕され、既に帰国してしまった者には入国拒否の処置を受け二度とタイの地を踏めなくなった事例もある。

それでも、そういうアブノーマルな趣味の人たちは減るどころか増えて来ているのはどういう事なのだろうか。社会的にも地位があり、年齢的にも分別があるはずの中高年が多いというのもおかしな話だ。この現象は、日本人という民族、社会の歯車のなにかが狂い始めているようで空恐ろしい気がする。日本では自分を殺して真面目な社会生活を強要されている反動なのだろうか。

 結局本人の問題ではあるが、日本でのマスメディアから流される情報に責任の一端があると思う。タイは良い国、男性天国だ!物価も安いし女性はきれいで優しい、そして麻薬情報などタイの一部だけを集めて放送され、結果的にそれを見た人たちが我も我もと押し寄せて来ているのではないだろうか。日本の歌舞伎町、吉原、新大久保だけの情報をみたら日本のイメージはどうなって行くか。欧米諸国の一般的な生活情報を紹介する番組はたくさんあるのに何故タイは色眼鏡でみた情報が多いのだろうか。もっともっとタイに密着した番組をどんどん作って下さいよ皆さん。

      


Nalidaの 

 

 

 

ホーム・ステイでタイ文化を味わう

タイの田舎の文化を味わいたい方をこちらへどうぞ。ナコンナイヨク県、ナコンラチャシーマー県、ナコンシータマラート県の文化村です。全てはタイの有名な観光地周辺にあり、あそこで織物や楽器などの作り方を習うことができます。特に外国人に関心が高いのは畑を耕すこと、稲を刈り取ることです。ホーム・ステイは一泊300バーツ(約750円)だけで、タイ村人のような生活を体験できます。(デリニュース紙)

女性対ミスター・レディー

 9月2日にペチャブーン県で行われた、世界で初めて女性とミスター・レディーが一緒に出る美人コンテストは無事に成功した。このコンテストを行う為にはいろいろな問題があった。おかまが出ると女達に笑われる、女が出ておかまに負けたら売れなくなるという両者の心配があり。平等のため、「決勝戦までに声を出してはいけない」という今までもない規定でコンテストが進行した。その結果は、最後に残った6人の中の優勝者の名前と性を発表すると会場にいる皆が大変驚いた。女性だと思われた優勝者はミスター・レディーだった!(タイラット紙)

トゥクトゥクで世界中を回る

4年前タイのトゥクトゥクで愛犬とベルギーへ帰ったベルギー人のエックセル氏は、今回「タイトゥクトゥクで世界中を回る」企画を進行。バンコク−マイアミールートで9月4日からトゥクトゥクでタイ犬とともに旅立ち、来年の9月5日にアメリカのマイアミーへゴールする予定。目的はタイの文化を広める事とタイの観光を促進する事。また、1週間ごとに彼の体験した事がインターネットWWW.TUKTUK-THAILAND-USA.COMで報告される。

タイ制昨話題の超大作映画

構想5年、4億バーツ(約10億円)を投じて2年がかりで撮影した話題超大作映画「スリヨータイ」が8月21日にクランクアップ。スリン県で行われた象の背に乗って戦う最終シーンの撮影には、シリキット王妃とチュラーロンコーン王太子がお目見えされ、撮影を見学された。「スリヨータイ」はアユタヤー王朝時代の王妃で、王の戦に男装してお供し、王の間一髪の危機を身を守ったな女性。その功績を称え、今回の映画製作されることになった。12月公開予定だ。(the Voice Mail)

缶詰の蛙

蛙はタイの地方の人達が好きな食べ物です。蛙の養殖が増えたため、アユタヤの蛙養殖会長のユパーさんは蛙を料理して缶詰として販売するアイディアが採用しました。1個たった20バーツ(約50円)で販売中。(テクノロジー・チャウバーン誌)

右手がなくても自転車で世界を回る

不具でもスポーツ漫才のウィシエン氏は3年がかり自転車で世界中を回るため9月22日の「Car Free Day」にスタートした。環境を守るの為に自転車に乗ろうということは彼の目標だ。ここの旅は42カ国を通る予定、日本には11月24に到着、来年の1月8日に出発。(シーウィットンスー誌)

17回もオッパイ手術

ミス・スパーム・ジャンボ・クウィーン、またミスおかまデブとも言えるプペちゃんは体重が85キロで、117センチのでかいオッパイを持ち、見事に優勝。今のでかいオッパイを持つようになるためにはかなり大変で17回も手術を受けた。「女に負けないよ!」という。(シーウィットンスー誌)

マウンテン・バイク警察

ガソリンの値上げに応じるのか、交通警察は今まで使ったバイクや車の変わりに自転車(Mountain Bike)を採用した。外国人観光客が多いカオサン通り、アユタヤ活躍中。(シーウィットンスー誌)

アヒルの卵で病気を直す

「アヒルの卵で治療する」昔の村人の儀式による治療。サコンナコーン県にあるブンヨー先生の家には、たくさんの人々がこの治療を受けるために毎日集まっている。台湾からのツァーも入っているそうです。治療方法は、10本の花、10本のロウソク、228バーツの金、8個のアヒルの卵を最初に儀式代として持ってくること、その後、病気のところにその卵で撫でること。人によって使った卵を割ると中身に血が混じっていたり、腐っていたりするという。半身不随で車椅子に乗った患者がこの治療を受けて3日後に歩けるようになったという話もある。もっと不思議なのは、「この治療方法をブンヨーに教えるとお父さんが死ぬ!」とブンヨー先生のお父さんが彼女に言った、その通りに教えてから10ヶ月後に亡くなってしまった。(デリニュース紙)

     

旧日本軍の財宝

 旧日本軍が金など宝物を隠したという伝説を信じて、カンチャナブリー県リチア寺の裏山を訪れる人が後を絶たない。そんな中で、7月24日夜、ラーチャブリー県と地元サンクラブリ−から来た計8人のグループの内6人が死亡する事件が起きた。生き残った二人によると、このグループは日本刀に記されている地図を頼りに裏山にある洞窟に侵入。洞窟内で一本の日本刀を見つけたが、機械を使って水を吸い上げている内に酸欠になり、次々に仲間が倒れて行ったという。宝探しがとんだ大惨事になってしまった。(the Voice Mail)



タイの乙武さん2

以前両手のない家電修理屋さんを紹介したことがある。その人はわずかにのこった腕の一部で道具をはさみこんで器用に部品をつまみ上げるのだが、スパンブリー県にもっとすごい人がいる。なんと足を使ってバイクの修理をしてしまうのだ。モンコン・パンテンさん、37歳。モンコンさんは生まれたときから両手がなく、ずっと足を手のように使って生活してきた。20代後半からバイクのメカニックを本格的に勉強し、5年前にモンコン・サービスという会社を設立、いまではかなりの数の固定客がついたとか。同情だけではビジネスは成り立たない。モンコンさんの腕ならぬ「足」がいいからなのだろう。

(デイリーニュース)

ミュージック・タイム

ナコンパトム県ナコンパトム市バンケム郡でアヒル養殖業を営むナロン・ロートプロイさん(42)は、音楽を取り入れたユニークな養殖法で話題をよんでいる。アヒルにエサを与えるとき、大きなスピーカーでルーク・トゥン(演歌)を流すのだ。アヒルは元来警戒心が強く、驚かすと食が進まず成長が遅くなるのだが、音楽を流すとリラックスしてエサをたくさん食べるようになるという。選曲はナロンさんの好みなのか、プムプワン、ルン・スリヤー、スナリーといった演歌界の大御所の面々。「アヒルは演歌が大好きなんだよ」と力説する(アヒルの鳴き声と演歌のメロディーはまったく相容れない気もするが)。この方法には意外な効果もある。これまでアヒルを狙って頻繁に出没していたヘビや大トカゲが、警戒して姿を見せなくなったのだ。これまでは1日に50匹をやられることもあったらしいが、いまはほとんど被害がない。ところでナロンさんが育てているアヒルは、北京ダックにするアヒルと地アヒルの交配種。北京ダックといえば、しばりつけてじょうごでエサを無理やり流し込むとかいう話をよく聞くが、それに比べればこのアヒル飼育法はなんと思いやりに満ちていることか。最後は結局食べられてしまうのだが、こんな人生ならアヒル達もいさぎよく覚悟を決めることだろう。

(タイラット)

お母さんごっこ

この話もナコンパトム県発――。ガムペンセーン郡、サグラティアム寺のアドゥン住職は、一匹のメス猿を飼っている。名前はジウ。2歳のときに寺にやってきた。親を撃ち殺されて村人に飼われていたのだが、あまり悪さばかりするので住職のところにお鉢が回ってきたのだという。住職は親を殺された怒りがまだ静まっていないのだろうと、ジウの好きなようにさせて辛抱強く面倒をみてやった。それから約1年。今ではジウもあまり悪さをしなくなり、すっかり寺の人気者になった。それどころか、最近は村に引き取られてきた子猫のお母さん役までこなしているのだ。いつもやさしく子猫を抱え、まだ出ないはずのおっぱいを与えようとする。いつも自分を守ってくれながら突然死んでしまった母の真似事をしているのか、それとも同じみなし子の子猫を不憫に思っての行動なのか。名著「サル学の現代」を著した立花隆氏にぜひジウの気持ちを尋ねていただきたい。

(タイポスト)

お母さんごっこ2

お母さんごっこをする動物はまだ他にもいる。ロッブリー県バーンミー市で乳牛飼育を営むマーライさんが飼っている雑種犬のキアオ。キアオは2年ほど前に子供を産んだのだが、子供がもらわれていったので代わりにマーライさんの育てる子牛に乳を与え始めた。それ以来ずっとこうして母子の真似事を続けているという。ちなみにキアオが子牛に乳を与えるときは頭が大きいので、マーキングのときと同じように後ろ足をちょっと上げる。電柱もないのにこのかっこはかなり様にならないが、母子はそんなこと気にしないみたいだ。(タイラット)

モタラの手術

北部ラムパン県にあるエレファント・ホスピタル。8月28日、ミャンマー国境で地雷を踏んで前足をケガしたゾウのモタラの手術が行われた。壊死した部分を切除するのだが、患者が体重3トンのゾウだけに大仕事。ベッドがあるわけではないので放水車のホースやベルトでモタラの体を固定、それをクレーン車でつり上げて手術を行った。この大仕事にかりだされた人員は30人。5時間後、手術はなんとか無事に終わった。壊死した部分は10キロにも及んでいたという。

(タイラット)

少数民族の誇り

人気ドラマ『ゲーオグラーンドン』(森の中のガラス玉)に抗議して約300人の北部少数民族が下界(チェンライ市内)に降りてきた。ドラマの中で、少数民族の習慣が俗っぽく描かれており、あらぬ誤解を受けるというのだ。先祖を大切にするはずの少数民族の女性が墓地の中を走り回ったり、男性と女性の衣装が逆に使用されていたり。ひどいものになると、少数民族の女性があまりにも長い間水浴びをしないので、水に入った途端に魚が浮いてくるというシーンも。その後、和解が成立した。

(タイラット)

 

カーフリーデイ

政府は9月22日、高騰する石油製品の消費量を抑えようと「カーフリーデイ」なるキャンペーンを実施した。マイカー通勤をやめて電車やバスを利用しようというもので、チュアン首相もマウンテンバイクでご出勤。バンヤット副首相兼内相とワタナー副内相は高架鉄道(BTS)とバスを乗り継いで国民に協力を呼びかけた。公式行事などで活躍する警察の馬車隊も出動、学童の登下校にひと役買った。翌週の政府発表によれば、当日の交通量は一般道で10%、台数にして13万台減少し、ガソリン節約効果は700万バーツに上ったという。大気中のチリも10%ほど減ったらしい。赤字に苦しむ高架鉄道もかなり客足が伸びたとか。しかし、実施日が金曜日だったためにアフター5に車を利用する人が多く、平日にやった方が効果が大きかったのではという声もあった。

(各紙

女王ガニを救え

カンチャナブリー県サイヨーク郡は、その豊かな動植物相で有名だ。しかし近年はその豊かさが仇になって密猟者や収集家の漁り場になり、希少価値の高い多くの生き物が絶滅の危機にさらされている。中でも早急な保護の必要性が叫ばれているのがこの「女王ガニ」。形はサワガニにそっくりなのだが、足はオレンジ、ハサミと甲羅の両端は白、甲羅の中央部は茶色ときれいに三色に分かれている。地元の人はずっと「三色ガニ」と呼んでいたそうだが、1983年にある学者が新種として発見した後、女王ガニと名づけられた。天然記念物に指定されているにもかかわらず、その美しさから乱獲が進み、最近はめっきりと数が減ってしまったという。一方、世界最小のコウモリとして有名なキッティ・コウモリについても、絶滅の危惧を叫ぶ声が多くなった。い

までは二千匹程度しか生存していないといわれる。

(タイラット)

東北の黒象

東北部の実力者であるプラチュアブ・チャイヤサーン元大学庁長官が、セーリータム党党首就任を果たして地元ウドンタニー県に凱旋してきた。そこで演じてみせたのが、地元民も仰天したゾウ百頭によるパレード行進。この思い切った演出を見る限り、そのごつごつした印象とは裏腹にかなりやり手の一面を持っているようだ。セーリータム党は小規模政党ながら、次期選挙の獲得議席数次第では民主党を中心とした与党連合の中で重要なキャスティング・ボードを握る。ちなみにセーリータム党のシンボルマークはゾウ。「東北の黒象」はどうやら国中のゾウを味方につけるつもりらしい。

(タイラット)

黒い砂

東部トラート県のンゴップ・ビーチに大勢のおばさん連中が押しかけている。ビーチといえば白砂青松だが、彼女らの目当てはブラック・サンド(黒い砂)。このビーチの黒い砂が神経痛に効くという噂が流れ、猫も杓子も首だけ出して砂の中に全身を埋めている。しかし、地元の保健所の話ではここの黒砂はどこにでもあるただの汚ない砂で、バクテリアこそ大量に含まれているものの、特別な薬効成分は含まれていない。むしろ感染症などの危険が伴うという。いったいどこからこんな噂が流れ出したのか。人の話に浮つきやすいタイ人の性質を利用した新手の村おこしか。とはいえ、「病は気から」という説は近代医学でも証明されている。砂に埋まって、ああ極楽極楽と思っていれば神経痛くらいは治るものなのかもしれない。くれぐれも満ち潮にご注意を。

(バンコクポスト)

大盤振る舞

お金持ちの中国人はよく丸テーブルをたくさん用意して大勢の人にご馳走を振舞う。タイの華僑もこれが大好きでよくやるのだが、アユタヤ県バンパハン市の観光局はサルのためにこの中国式パーティーを開催した。日ごろから観光客誘致にひと役買っているサルたちをねぎらうため、お馴染みの赤いテーブルに色とりどりのフルーツが並ぶ。なんとも気楽な猿商売。人間稼業がイヤになる。(タイラット)

勇気君

総理府前で長い間、貧困者グループの座り込みが続いている。一応は政府に対して適切な貧困者対策を要求しているのだが、現政権のイメージを傷つけるためのアルバイトという説もある。さて、デモが長引けば当然いろんなことが起きるもので、ある女性はなんとデモの最中に赤ん坊を産んでしまった。ちょっと士気の下がっていたデモ参加者はこのハプニングに大喜び。みんなを元気づけてくれるようにと「勇気君」と名前をつけたそうだ。将来、革命家にでもするつもりだろうか。(カーオソット)


 

Akira 

 「ゴーゴーバー」という形式の店があるのは多くの人がご存じだと思う。ステージの上で水着姿(あるいは裸)の女性たちが踊り、客はそれを見ながら酒を飲むというバーである。実際には、客はダンサーやウェイトレスの女性をデートに連れ出すことが出来る。風俗産業の1ジャンルである。当然のことながら、基本的に客は男性だ。

 ところが、個人的な印象ではあるが、どうもそうした店を楽しむ日本人女性が最近増えてきているような気がする。

 タイに住んでいると、日本から訪ねてきた人を案内する機会がよくある。もちろん女性を案内することも多いのだが、ここのところ「ゴーゴーボーイへ行ったみたい」という女性がしばしばいるのだ。

 「ゴーゴーボーイ」というのはゴーゴーバーの男性版である。水着姿の女性の代わりに、ブリーフの下着姿(あるいは裸)の男性たちがステージで踊っている。もちろんゴーゴーバー同様にダンサーは連れだし可能だ。だが、それは女性向けの店というわけではなく、基本的に客はゲイの人たちである。女性客の姿はごく少ない。

 そうした店へ、日本人女性のリクエストで行くことが最近多い(ゴーゴーボーイのショーはかなりえげつないものがあるので、いくらか辟易しているのだけど)。キャーキャー言いながら見るものはしっかり見ている、というのがたいていの反応であるが、なかには自らダンサーの男の子を呼んで隣りに座らせる強者もいる。もっとも「ゴーゴーボーイへ行きたい」と言うのだから、それで当然なのか。

 考えてみれば、昔から日本人女性(駐在員の奥さんたちも含めた)客の多いゴーゴーボーイ的な店もあった。それはその店がガイドブックなどによく取り上げられていて有名だからだと思う。日本のゲイバー的な店のように紹介されていたりもするので、そうした感覚で店を訪れる女性客が多いのかも知れない。

 男性がゴーゴーバーなどにごく普通に興味を持つように、男性付きの飲み屋に興味を持つ女性が少なからずいるのはごく当たり前のことなのだろう。ぼくが以前案内したある女性は、日本でも「Jメンズ」のような男性ストリップ(?)バーに何度か行ったことがあるとのことだった。ここ最近、ぼくの周囲で「ゴーゴーボーイへ行ってみたい」という女性が多いのは、そういう店に興味を持つ女性が増えたというよりもタイにそうした店が存在するということが広く知られるようになったということであるのかもしれない。

                ★

 ところが。

 最近、ゴーゴーボーイではなく本家ゴーゴーバーが好きという女性もいる。いや、ぼくがそうした女性の存在を知ったのが「最近」であるだけで、実は昔からいたのかもしれないけれど。

 Mさんは、タイ語を学習するために1年間の予定でバンコクに住んでいる20代なかばの日本人女性だ。彼女が初めてタイに来たのは「たまたま知り合いがタイに住んでいたから」という偶然の理由によるが、やはり特に明確な理由らしい理由はなくタイが気に入り、1年という期間限定ではあるがタイにやってきてしまった最近多いパターンではある。そんなMさんがバンコクで好きなのは、ナナプラザのゴーゴーバーなのだ。

 バンコクのゴーゴーバー・エリアのうち、もっともメジャーなのはパッポンだろう。パッポンにはゴーゴーバーばかりではなく、各種土産物などを売る屋台の並ぶナイトマーケットともなっており、男女問わず観光客が多い。そのため、ちょっと興味を出して覗いてみようと思うのか、ゴーゴーバーにも女性客の姿があることは別段珍しいことでもない。店内も比較的明るい店が多く、健全な雰囲気だ(もちろん、店の形態上「健全」であるはずもないのだけど)。

 しかし、Mさんが好きだというナナプラザは、パッポンとは雰囲気が異なる。ナナプラザには、基本的にゴーゴーバーしか存在しない。そのためそこへ向かう客は、当然ゴーゴーバー目当ての男性客ばかりである。パッポンとは違い、店の中にも外にも、バーで働く女性以外の女性の姿を見かけることはまずないと言って良いだろう。また、客もタイ滞在者や、あるいは観光客であってもタイへのリピーターなど、そうした層だ。

 ゴーゴーバーのどこが好きなのかMさん自身に訊いてみても、はっきりとした答えは返ってこない。ただ、パッポンよりもナナプラザのゴーゴーバーのほうが「落ちつく」のだそうだ。これは、ナナプラザを好きな多くの男性たちのセリフと同じである。

 実は、Mさんはアルコールもほとんど飲めない。なおさら「どうしてゴーゴーバー?」という疑問も出てくるが、「ナナプラザには知り合いもいるし」と彼女は言う。ゴーゴーバーで働く女性たちは、それが仕事であるのか地であるのか区別がつかないほどにフレンドリーだ。相手が、最終的には彼女たちの仕事とは結びつかない女性客であっても、実に親しげに接してくる。1人でふらっと訪れても、誰かが話しかけてきてくれる。お互い片言の英語での会話ではあるが、それが楽しい。Mさんがゴーゴーバーを好きな理由は、おそらくそんなところだろう。ナナプラザがより好きだというのも、よりフレンドリーさを感じるからであるのだろう(パッポンはビジネスライクというのが一般的な評価ではある)。

 Mさんに、ゴーゴーボーイには興味がないのか訊いてみると、行ったことはあるがゴーゴーバーのほうが好きとのことだった。「男性の裸よりも女性の裸を見ているほうがいい」と彼女は笑うが、Mさんがレズビアンであるというわけではない。Mさんは、ゴーゴーボーイでは自分が「客」になってしまうと言う。しかしゴーゴーバーでは、女性であるMさんは部外者であり、通常の客とは見なされない。ゴーゴーバーの女性たちとMさんとの関係は、客とホステスというものではなく、友だちに近い感覚になるのだそうだ。

                ★

 Aさんは、現在は日本在住だが、かつてタイに半年ほど暮らしたことがある。彼女はオーストラリアに滞在中にタイ人の恋人と知り合った(オーストラリアにはタイ人の留学生が多い)。その後彼とは別れたものの、彼を通じて多くのタイ人の友人が出来、タイへ来ることになった。そのため、彼女のタイ人の友人たちは、比較的裕福な層が多い。

 ところが、普段そうしたタイ人付き合いのあるAさんも、ゴーゴーバーが好きだと言う。それも、ソイ・カウボーイのゴーゴーバーが好きなのだそうだ。

 ソイ・カウボーイは、前述のナナ・プラザよりもさらにマニアックなエリアで、場末的な空気すら漂う場所である。Aさんは、現地で知り合った日本人男性に初めてソイ・カウボーイへ連れてこられたらしい。ソイ・カウボーイへ案内するその男性も男性だと思うが、酔っぱらってステージの上で踊り、他の男性客に指名されてしまったというAさんもAさんではある。彼女がソイ・カウボーイが好きな理由も、「雰囲気がフレンドリーだから」とのことだ。
 ソイ・カウボーイにはオカマも多いが、やはりゲイ・バーに似た親しみやすい空気をAさんはゴーゴーバーから感じとるのだろうか。

                ★

 こうした事例はもちろん特殊なものだろうし、やはり「最近多い」とは言えないとも思う。タイに滞在する日本人女性に訊くと、好き嫌いは別として、ゴーゴーバーの類に一度は行ったことがある人がほとんどだ。これは、タイが外国であり、そしてゴーゴーバーも一種の観光地であるからなのだろうか。 ぼくは、そうとばかりは言えない気もする。

タイという国は、普通他の国ならばアンダーグラウンドである部分が、比較的堂々と表に出てきており、社会の表と裏、光と陰が混然としているところのある国だ。ゴーゴーバーに女性客という現象も、そうしたタイという国の性格が出ているように感じる。 ( akira)